今回ご紹介するのは、レースカーテンとドレープカーテンの吊り替え事例です。
築25年ほどのリビングにある大窓のカーテンを新しくしたいとのご依頼をいただきました。
施工の背景
今回の施工箇所は、幅約6mの大開口窓で、カーテンは天井ボックスから吊るされています。
日当たりが非常に良い立地のため、レースカーテンの劣化が早く、今回で2度目の吊り替えとなりました。
これまで使用されていたレースカーテンは、目の粗いラッセル織で透け感があるタイプでしたが、今回は「少し日差しを遮りつつ、柄を楽しめるデザインが良い」とのご要望をいただきました。
レースカーテンの選定
お客様のご要望をもとに、店内でいくつかの候補を選び、サンプルを持参して出張試着を行いました。
その結果、採用いただいたのは 刺繍総柄レース。裾が絵羽仕立てで、バラモチーフの刺繍が全体にしっかり施されている点が特長です。
日差しを遮りつつ、装飾性にも優れたデザインです。
ドレープカーテンの選定
一方、ドレープカーテンも同様に、数点の候補を持参し試着を行いました。
リビングは突き板壁と絨毯敷きの落ち着いた空間で、カーテンの重厚感と調和が求められる雰囲気です。
最終的に選ばれたのは、ウィリアムモリス ジャガード「ハニーサックル&チューリップ」のグリーン色。
緻密な織りが生み出す深みのある色合いと、壁や床との相性が非常に良い点が決め手となりました。カーテンを閉じたときの重厚感が空間全体を引き締めています。
タッセルの提案
カーテンを束ねるためのタッセルには、マテックス「ソワレ」シリーズ の二房タッセル(ベージュ色)を採用しました。
タッセルがアクセントとなり、窓辺全体を引き締め、より洗練された印象を与えています。
刺繍総柄レースの魅力
今回採用いただいた刺繍総柄レースは、室内からの見た目だけでなく、屋外から見ると刺繍がよりはっきり浮かび上がる点が特長です。
刺繍が全面に施されたレースは装飾感が強く、高級感を演出します。今回のような広い窓にもよく映えるデザインです。
屋外から見た刺繍レースの様子
刺繍レースはその美しさと装飾性から人気が高く、特にリビングなどの空間に採用されることが多い製品です。
施工後の仕上がり
新しいレースカーテンとドレープカーテンによって、窓辺が一新され、日差しや視線を遮りつつも、室内の雰囲気をさらに格調高く引き立てる仕上がりとなりました。
お客様からも「雰囲気が一気に変わり、とても満足しています」と嬉しいお言葉をいただきました。
カーテンの選び方や吊り替えについてのご相談がございましたら、ぜひ当店にお気軽にお問い合わせください。