今回ご紹介するのは、新築住宅の吹き抜けに設置した 高窓の電動ロールスクリーンの採寸および取付の事例です。
今回のご依頼は、以前からご愛顧いただいているお客様のご子息様の新築住宅におけるもので、高窓からの視線や強い日差しの対策として、電動ロールスクリーンの設置を検討されていました。
足場の確保と安全対策
新築住宅の高窓への取り付け作業では、外部業者である私たちは通常、工務店様の足場を使用することが難しいのです。
今回は工務店様のご厚意により、採寸時および取付時に足場をお借りすることができました。感謝申し上げます。
作業は足場上で行われるため、「足場組立・作業」特別教育の講習を受けたスタッフが、安全対策に万全を期して作業を進めました。
コンセント位置の確認と調整
電動ロールスクリーンの設置では、特にコンセントの位置が重要です。
美観を保ちつつ、機能性を損なわないように確認を行いました。
今回のご要望は、ロールスクリーン本体を 窓枠内に天付け で設置するものでした。
窓枠の側面にコンセントがあったため、少し工夫が必要でした。
このままでは、ロールスクリーンを窓枠内に納める際に、コンセントの位置が干渉し、スクリーン本体が窓枠から部屋側へほとんど出てしまうため、工務店様にご相談。
最終的に、コンセントをサッシ枠ギリギリの位置まで移動していただくことになりました。
これにより、スクリーン本体が窓枠から出ますが、スクリーン生地は枠内に収まりる仕上がりを実現することができます。
実際の取付作業
取付時には、スクリーンを巻き上げた状態で 電源プラグに干渉しないよう配慮し、可能な限りサッシ側に本体を取り付けました。
その結果、横から見てもレール本体は三分の一程度部屋側に出ましたが、スクリーン生地自体は窓枠内にすっきりと納まりました。
採用商品とその特徴
今回採用したのは、ニチベイ製のサイレント電動式 RF仕様/フェアフレフト遮熱タイプ(クールグレー色) です。
遮熱生地の中でもトップクラスの性能のある生地(裏面にアクリルコーティングを施す)で、光は適度に通すのでお部屋は暗くなりません。
電動部はRF無線方式。
このRF仕様は、電波が放射線状に広がるため、感度が非常に高く、1階の洗面所付近からでもリモコン操作が可能でした。
電動ロールスクリーンは、今回のように複数の窓に設置した場合一斉操作できる点がお客様に大変好評です。
リモコン一つで簡単に開閉できるため、日常の利便性が格段に向上します。
お客様のご要望に応じた最適な窓周りのご提案を続けてまいります。