吹き抜け高窓に電動ロールクリーン取付事例

今回ご紹介するのは、吹き抜けにある高窓に電動ロールスクリーンを取り付けた事例です。

 

高窓からの日差しが強く、お困りのお客様は、大手ハウスメーカーで築4ヶ月の新築住宅にお住まいです。
今回のご依頼は、地元のリフォーム業者様からご紹介いただきました。

 

使用したのは、サイレント電動式RFの「リーチェ遮熱ライトグレー」(ニチベイ製)です。

サイズは幅2700㎜×高さ2300㎜で、正面付けの仕様で製作しました。

高窓電動ロールスクリーン取付事例

 

まず、窓周りを確認すると、窓枠が15mm突き出しており、オペレーターハンドルがさらに部屋側に10mmほど飛び出していました。

このままでは、スクリーンが降りてきた際にハンドルに干渉してしまうため、窓枠上に厚み35mm×高さ80mmの木材を取り付けることで対処しました。

高窓電動ロールスクリーン取付図

 

大きな高窓への設置となるため、安全性を考慮し、今回は新オプションの「セーフティーワイヤーセット」も採用しました。

本体と躯体を補助ワイヤーでつなぎ、万が一本体とブラケットから外れた時にも、落下防止対策になります。

サイレント電動RF(ニチベイ製)

 

 

電源は、2階廊下のコンセントから取りました。
メーカー出荷時の電源コードは最大5mで製作されており、これを壁、廻り縁、巾木に沿って配線しました。

配線カバーには、織目0号を使用し、目立たないよう工夫しています。

配線カバー(0号織目)と曲り

また、配線の角部分には専用の曲がり部品を使用し、美観にも配慮しました。

仕上がりが美しいだけでなく、配線カバーがしっかりとフィットすることで、見た目にも違和感がありません。

配線カバー(0号織目)と曲り

 
 
コンセント付近に到達した際、電源コードの長さが10cmほど足りなかったため、

事前に用意していたプラグ付きコード(1m)をぴったりの長さに切り、結線して対応しました。

電動ロールスクリーンの電源コード結線
 

こうした細かい調整が必要になることもありますが、最終的に電源コードがぴったりの長さに収まると、非常に気持ちの良い仕上がりです。

 

この配線カバーの取り付けには、約2時間ほどかかりました。

配線図

 

 

足場の設置は、リフォーム業者様が準備してくださり、作業もスムーズに進みました。

高窓電動ロールスクリーン取付事例

 

スクリーン横には若干の隙間がありますが、これは製作可能な最大幅(2700㎜)によるものです。

本来なら両側50mmずつ長くしたいところですが、現状でも十分に機能します。

スクリーンの長さは窓枠よりも400mm長く製作しているため、下から覗いても隙間や光漏れが気になることはありません。

採用生地の「リーチェ遮熱ライトグレー」は遮熱効果がありながら、明るさをキープする利点があります。

高窓電動ロールスクリーン取付事例

 

スクリーンを設置することで、窓からの直射日光が遮られ、室内の快適性が向上します。
お客様にも、見た目の美しさと機能性の両方にご満足いただけました。

特に電動式なので、リモコンひとつで椅子に座るながらも簡単に操作できる点が喜ばれました。