今回ご紹介するのは、上下に昇降できるハニカムスクリーンの施工事例です。
中古マンションをご購入されたお客様より、ダイニングの西窓に関するご相談をいただきました。
この窓は「内倒し窓」というタイプで、窓が室内側に倒れて開く構造です。
内倒し窓の場合、窓を室内側に倒す際に干渉してしまうため、設置できる商品には制約があります。
特に、横開きのカーテンは不向きで、昇降するタイプの商品が適しています。
さらに、窓を開けた際にスクリーンが邪魔にならないようにするため、スクリーンは窓枠の上部に設置する必要がありました。
この条件を踏まえ、今回は「ロールスクリーン」と「ハニカムスクリーン」の2種類をご提案しました。
最終的に、お客様には断熱性が高く、上部が開閉できるタイプのハニカムスクリーンをお選びいただきました。
ハニカムスクリーンは、上下に開閉できる機能に加え、優れた断熱性能も備えているため、快適な室内環境を維持することができます。
取り付け方法について
ここからは、取り付け作業の流れをご紹介します。
ハニカムスクリーンの畳み代は約90mmあり、これに対応するために、ホームセンターで高さ100mmの取り付け補助金具を購入しました。
購入した補助金具は白色にペイントし、インテリアに馴染むようにしました。
取り付けの際、ブラケットは通常2つ使用しますが、今回は補強のために1つ追加し、計3つのブラケットをナット締めで固定しました。
このように、しっかりとした補強を行うことで、長期間安心してお使いいただける仕上がりとなっています。
マンションの壁の奥は下地がないのですが、今回ベニヤ板で壁が仕上げられていたため、ビスを追加して補強をしました。
これにより、スクリーンの取り付け部分がしっかりと固定され、安定感が増しました。
施工完了後の状態
こちらがハニカムスクリーンを畳み上げた状態です。
窓が室内側に倒れて開いた場合でも、スクリーンが干渉することなく、すっきりと納まっています。
特に、窓枠がきれいに隠れるように設置できたため、見た目にも非常に美しく仕上がりました。
今回の施工も、お客様から大変良い評価をいただきました。
マンションの内倒し窓など、特殊な条件に合ったカーテン・スクリーン選びをお考えの方は、ぜひご相談ください。