今回は、ダイニングの出窓に施した事例をご紹介します。
お客様は、出窓に内窓を追加する工事を外部業者に依頼されました。
以前は、出窓にレースカーテンを設置されていましたが、内窓が室内側にせり出してくるため、カーテンレールの位置を変更する必要が生じ、ご来店いただきました。
厚手のカーテンは、部屋の壁に取り付けられたウッドレールに吊るされていました。
今回は、カーテンではなく、すっきりとした見た目で風や日差しの調整が可能なアイテムをお探しでしたので、ターンアップロールスクリーンとレースカーテンの組み合わせをおすすめしました。
ターンアップロールスクリーンは、ボーダー状のスクリーンが前後に配置されており、調光ロールスクリーンとも呼ばれています。
トーソー製のスクリーンは、色柄が豊富です。
スクリーンの上下操作により、重なり具合を調整して光の加減を変えることができます。
お客様は、窓を開けて風通しを良くする生活スタイルをお好みです。
風が強い時には、スクリーンがばたつくため、スクリーンを上げるか窓を閉める必要が出てきます。
その際は、レースカーテンを閉めることで、日差しや外からの視線をカットする役割を果たします。
今回採用したレースは、透け感と風通しが良いリネンライクな素材を使用しました。
ヒダ率を2.3倍にして縫製し、裾はウェイト巻き仕上げ、棚上がり4cmで仕上げています。
お客様は、「春・秋はレースカーテンを使うことになると思う」とおっしゃっていましたが、「冬は窓を開けないので、レースは取り外しておく予定です」とも仰っていました。
また、「左側の窓は一切開けず、スクリーンを上げることはない」とのことで、観葉植物を置くため、左側にはレースカーテンは不要とのご判断でした。
今回の提案では、ターンアップロールスクリーンとレースカーテンを組み合わせることで、風を通したり、日差しを調整することができる、柔軟な窓周りの演出を実現しました。