暑さ対策として遮光ロールスクリーンを追加取付の事例

今回ご紹介するのは、夏場の暑さ対策として遮光ロールスクリーンを設置した事例です。

 

この事例では、2階寝室の西向きの窓に既に遮光カーテンとレースを使用していましたが、それでも夏の西日や隣家の屋根からの強い照り返しにより、暑さに悩まれていました。

暑さが耐えがたく、特に夕方から夜にかけて、部屋の温度が下がりにくいというお悩みをお持ちでした。

 

 

既存のカーテンはそのままに窓枠内の空いたスペースにロールスクリーンを設置する方法を提案しました。
この追加のロールスクリーンによって、既存のインテリアに影響を与えることなく機能性を高めることができます。

 

最初に、遮熱性能がありながらも光を取り入れられる、ストラ遮熱ニチベイ製のロールスクリーンをご紹介しました。

このタイプは日中でも明るさを維持したまま暑さ対策ができるというメリットがあります。

しかし、お客様は寝室というプライベートな空間での利用を考慮し、「暗さも必要」というご意見をお持ちでした。
そのため、最終的には遮光タイプのロールスクリーンをお選びいただきました。

今回採用したのは、ニチベイ製のラフィ遮光・アッシュブラウンです。
遮光性能2級の生地で、窓枠天付けで取り付けました。

 

ラフィ遮光アッシュブラウンは、遮光性能2級に分類されるため、完全な遮光効果ではありませんが、直射光はかなり抑えることができます。

完全遮光の生地を選ぶことも可能でしたが、今回はお客様が「遮光カーテンとレースも併用しているため、そこまで暗さにこだわらなくても良い」とのことで、ラフィ遮光が採用されました。

 

遮熱性能についても触れておきます。
ラフィ遮光アッシュブラウンは、節電効果が33%とされています。
これに対して、最初に紹介したストラ遮熱タイプは、節電効果が39%、完全遮光のエルゼBCは41%というシミュレーション結果が出ています
(ニチベイ省エネシミュレーションによるデータです)。

お客様にとって、これらの数値を基にしても、ラフィ遮光の遮熱性能は十分であるとの結論に至りました。

 

カーテンとレースを閉めれば、お部屋は写真のように外からの光はほとんど入らなくなりました。

夕方の西日や隣家からの照り返しは感じられなく、取り付けた直後の肌感覚でも、暑さが和らいだのを実感できました。

部屋の温度も下がりやすくなることでしょう。

 

 

ここからは、ロールスクリーンの取り付けに関する注意点についてご紹介します。

ニチベイ製のロールスクリーンでは、最新の取扱説明書において、ブラケットを固定する際に必ずビスを2本使用することが追加されました。

取り付けの不備による落下事故を防ぐためのものです。
今年の展示会でも、この件に関するパネルが展示されており、注意喚起がなされていました。
固定が不十分であったために発生した落下の報告がいくつか寄せられています。

取扱説明書ではブラケットに空けられた穴3カ所の内、真ん中と爪側にビスを2本を固定となっていますが、穴3カ所のうちならどこでもいいらしいです。

 

特に、大きな窓や高窓にロールスクリーンを取り付ける際には注意が必要です。

これらの窓に取り付けたロールスクリーンは、操作時に大きな力が加わることが多く、万が一落下してしまうと重大な事故につながる可能性があります。
したがって、ビスを2本使ってしっかりと固定することが推奨されます。

お客様にも、取り扱いの際は慎重な操作をお願いしています。