今回ご紹介するのは、FUGA調光ロールスクリーンの施工事例です。
リビングの掃き出しボックス有り窓とL字窓の二箇所に設置しました。
この施工は、限られた設置スペースに機能性とデザイン性の両立を目指したものです。
掃き出し窓は幅3800mm×高さ2700mm、L字窓は幅2300mm+860mm×高さ1100mmと、大きな窓です。
これまではダブルシェードを使用されていましたが、内窓の取り付けを契機に、新しいスタイルへの変更をご希望されました。
内窓を取り付けたら、その出っ張りが部屋側に掃き出し窓で85㎜、L字窓で35㎜生じてしました。
従来のダブルシェードやカーテンの2重吊りでは干渉してしまう問題が発生しました。
そこで、お客様は調光や夜の視線をカットでき、意匠性のある製品をお探しでした。
この度採用いただいたFUGA調光ロールスクリーンは、コンパクトな設計(ヘッドレールやボトムレールが小さい)であり、意匠性も高いため、お部屋の雰囲気にマッチしました。
現地での採寸の結果、ボックス内の有効奥行幅が55mmしかないことが分かりました。
FUGAのカバーレスタイプを選択することで、ヘッドレールが小さくなり、ボックス内の部屋側に取り付けることが可能となりました。
これにより、内窓にほとんど当たることなく、美しい仕上がりを実現しました。
取り付けの際には、本体をブラケットにはめ込む必要があるため、ブラケットの位置だしを慎重に調整しました。
特にFUGAの場合、取り付け時の力加減にコツが必要です。
製品を押し込むのではなく、レール(窓側)を押してブラケットにはめ込むことで、設置が完了します。
L字窓には、内窓の上部の取付可能な部分に正面付けで取り付けました。設置可能な強度も確認済みです。
コーナー(入隅)の収まりについては、勝ち負けパターンを採用し、東側を勝ちにしました。これはコーナーの隙間を少なくするための工夫です。
取り付け後の部屋の印象は、一気に明るくすっきりとしました。
今回採用した生地はAC1303オフホワイトで、明るく洗練されたイメージです。
採光状態(スラット開き)の際には、きめ細やかなレースが柔らかい光を取り入れ、部屋全体が明るくなります。
日中の自然光を活かした明るい空間が演出され、心地よいリビングルームとなりました。
FUGAのスクリーン生地は、織りで作られた高品質なものであり、滑らかで高級感のある雰囲気を醸し出します。
その質感は触れるとわかるほどで、見た目にも美しい仕上がりです。
遮蔽状態(スラット閉じ)の際には、外からの視線や外光を効果的にカットします。
それでも部屋が暗くなることはなく、適度な明るさが保たれます。
スラットを調節するだけで、光の量をコントロールできます。
また、スラットの横ラインが部屋の中で2つの窓をつなげ、視線を横に誘導することで、お部屋全体が広く感じられる効果が生まれました。