今回は、ウッドシャッターの事例紹介です。
ウッドシャッターは、欧米の邸宅やリゾートホテルの窓辺に設えてある、美しい木製高級ウィンドウインテリア商品の事です。
過去の事例
ウッドシャッター(ノーマン製)をリビング縦スリット窓に納入事例
憧れのウッドシャッター(ノーマン)レール付き折戸の事例と取付手順
今回は、LD腰高窓(幅2540×高1110㎜)に、上下レール付折戸・パネル2枚×3セットを納めました。
懸念材料として、窓枠内有効スペースが網戸収納の出っ張りで52㎜ほどしかありませんでした。
2度の現地打ち合わせで、フェイシアを数ミリ枠外に出す事をご了承頂き、受注をスタートさせています。
メーカー担当さんと仕様確認のやり取りを行って、大きなサイズの取付となるので、手順確認や部品チェックなどいつもより入念に行い、取付に挑みました。
ここから、取付手順を忘備録として書きます。
トップボードは、両側に厚紙2枚を挟み、2㎜ほどのクリアランスを保ち、今回は網戸収納の出っ張りから数㎜部屋側にビス(65㎜)打ちで固定しました。
枠が塗り仕上げのため不陸があり、後のパネル建付けに影響がでないか不安でした。
トップボード下面にレールをビス打ちして、忘れない様にレール内にホイールキャリアを入れます。
下レールを上部レールの真下位置にビス打ち固定。
パネル下部にスプリングガイドを差し込みます。
パネル上部の準備にかかります。
パネルに付いているジョイントカバーを外します。
鍵マークオープンに合わせ、上に持ち上げるようにスライドして外す。
ここは少々コツがいる所です。
パネルの吊り込み作業に入ります。
パネルを2人で慎重に持ち上げます。
下部スプリングガイドをボトムレールに差し込み、少し持ち上げた状態でホイールキャリアをジョイント部に入れます。
カバーを戻します。
ロックを掛けます。
同要領で残りのパネルの吊り込をしていきます。この作業が一番集中して行います。
フェイシア(トップレール飾り板)を取付ます。
パネルを全部閉じてみます。
パネルの開閉、パネルの建付け、ルーバーの開閉の確認を行います。
今回、両側の隙間からの光漏れを軽減する、ライトブロックを取り付けました。
パネルが折れる時のクリアランスを考慮して、少し離したところに付けざるを得なかったため、光漏れを軽減はあまり得られなかったです。
完成です。
作業時間は2人で2時間半ほど、想定よりスムーズに進みました。
仕様の紹介
上下レール式/枠内付/トープグレー63㎜
折戸90°/パネル2枚×3セット/ルーバー自動クローズ/パネルプル金具3個
「色をこれにして良かった!」
「取り付けは考えながら付けるんですね」と感想を頂きました。
この度はありがとうございました。