今回ご紹介するのは、新築リビングにノーマン社製スマートドレープシェードを設置した事例を通して、カーテンボックス取付における寸法条件を解説します。
最近人気のスマートドレープシェード。
U型シェードが連結した構造をしていて、レースカーテンのような柔らかさとブラインドを凌ぐ機能性を兼ね備えている、バーチカル商品。
バトン棒で調光と横開閉を行います。
最大の特長は、風も人も通り抜け出来るウォークスルー自在なバーチカル商品。
シェードは簡単に脱着出来て、お手入れもしやすい点もあります。
商品解説記事。
スマートドレープシェードは設置において、一般的なバーチカルブラインド商品より奥行のある（部屋側に出る）商品となり、注意が必要です。
カーテンボックス内に取付のケースでは、シェードが干渉しないか、ボックス内の有効寸法を確認する必要があります。
ボックス内の有効寸法は以下の通りです。
・奥行 210㎜以上
・幅は窓枠より100㎜以上（推奨）
この寸法なら、シェードが干渉しなく、ボックス内に吊元が納まりきれいです。
幅が窓枠より100㎜以上（推奨）有ると、シェードの調光性能向上になります。
今事例では、建築中に打合せが出来ました。
上述の有効サイズをお伝えして、ボックスを作って頂きました。
ここからは、既存ボックスの奥行が210㎜以下の場合のお話です。
ボックスの深さが100㎜以下であれば、設置は出来ます。
スペーサーを追加して、レール位置を下げてシェード逃がして（部屋側に出る）取付します。
しかしボックスの有効寸法が、
奥行120㎜以下の場合は、シェードが壁や枠に干渉。
奥行210㎜以下で、深さ100㎜以上の場合は、スペーサーを追加しても天井に干渉。
取付は不可になります。
今事例の紹介
採用のシェード生地は、採光タイプ織パターン：プレーン・ライトグレー/防炎
採光タイプはシェードを閉じても柔らかな光を感じます。
織パターンのプレーンは、シンプルでオーソドックスなレースのイメージです。
製品サイズは幅1856×高2537㎜/片開左納まりで取り付けしました。
U型シェードが連結、美しい意匠性を発揮しています。
シェード採光の状態は、開放的な視野は確保しています。
遮蔽の状態では、夜間でも部屋内のプライバシーは守ります。
U型曲面にレースが配置されています。
吊元から裾まで均一なウェーブが形成され、美しい窓周りを演出しています。
裾は床上がり10㎜で製作しています。
外からの様子です。
遮蔽の状態で撮影、部屋内の様子は全く分かりません。
スマートドレープシェードは、機能美を極めたバーチカル商品の完成形と言えるのではないでしょうか。
人気の商品です。
