今回はご紹介するのは、ダイニングにある吹き抜けの寒さ対策に、天幕カーテンを設置した事例です。
吹き抜けの寒さの原因は空気の対流
今事例のダイニングにある吹い抜けは、2畳程の大きさでした。
吹き抜けの中では小さ目のサイズですが、高窓と天窓があり、2階廊下と繋がる間取りです。
暖気が上階へ素早く逃げてしまい易く、
逃げた暖気と同量の重たい冷気が流れ込むダイニングとなり、寒さにお悩みの様子でした。
当店のホームページ記事やYouTubeの事例動画をご覧になり、ご来店頂きました。
吹き抜けのあるお家の中でも、
・高窓がある
・天窓がある
・上階の廊下・部屋窓と繋がっている
・窓が多い
・玄関と近い
これらの場合は、空気の対流が起きやすく、寒さにお悩みのケースが多いようです。
※断熱・気密の行き届いたお家ではこういった対流は起きにくいと思われます。
天幕カーテンの取付位置は現調判断
天幕カーテンは、照明や梁に干渉しない様に、その位置を決めます。
今回の様に照明があるケースは多いです。
設置の上下の位置は、
・幕体が天井より下に垂れない事
・下地の有無
・操作のし易さ
等を考慮していきます。
今回は、照明はあまり使用しない事でしたので、照明の下位置で下地下限の高さに取り付けました。
梁が有る場合も同様に判断します。
いずれも現調判断とさせて頂きます。
天幕の幅が3000㎜以上は作る事はできません。
天幕カーテンは採光を妨げず、美しさも大事
吹き抜け本来の目的である、採光を妨げないレース生地を採用しています。
閉じても明るさをキープする採光拡散タイプのレースで、広幅ヨコ使い生地なので継ぎ目はありません。
明るく軽やかで、評判が良いです。
両隣と接したお家で、この吹き抜けからの採光が欲しいダイニング。
天幕カーテンを閉じても、圧迫感も感じられなく、明るい空間となりました。
ウェーブの数と垂れ具合は事例で培った数字で行っています。
このダイニングに綺麗なウェーブが生まれて装飾性も増しました。
バトン式はオリジナルで製作
採用のバトン式のレールシステムは、
TOSO製中型レール部品とプルーレ、ロールスクリーンのウェイトバー、ネットで仕入れた部品を組み込んで、オリジナルで作っています。
縫製は自社で調達しています。
洗濯は可能だが高所作業を伴う
幕体を取り外して洗濯することは可能ですが、簡単にすべての方が出来るわけではございません。
高い場所での作業になります。
長脚立が揃い高所作業に慣れた2人以上で出来る方になります。
ご希望であれば、取外し・取付に関して、レクチャーさせて頂きます。
今回のお客様には、取付時にご説明させて頂きました。
動画も用意しました。
天幕カーテン閉じても、ダイニングは明るく軽やかです。