ウッドシャッターとは、北米の邸宅やリゾートホテルの窓に良く採用されている、ウィンドウインテリアの高級品。
先日ある映画を観ていたら、王室のシーンで背後の窓には白いウッドシャッターが付いていました。
王室の設えにも登場するウッドシャッターは、まさに憧れの存在。
上質な木材が持つあたたかさや重厚感が、家の雰囲気をランクアップしてくれます。
1年半前(2021年2月)から、店内の商談コーナー窓に設置して、ご覧いただける様になっています。
問い合わせも増え、納入も頂いています。
過去の施工事例
ウッドシャッターを小窓4カ所に納入
ウッドシャッターを寝室窓に設置
この度、施工事例を見てくださったお客様が、遠方よりご来店いただきました。
大枠の仕様やご予算をご了承いただき、現地採寸及び打合せをしました。
ご予算=64,500円/㎡+オプション+仕入れ運賃+取付費
ウッドシャッター打合せ
細やかなオーダーができまして、カスタマイズの内容が多様に用意されています。
打合せでは、約10項目の仕様を選んで頂きます。
特にカラーは、全67色も用意され、
打合せでは、窓にカラーサンプルを並べ、検討いただきました。
日本ではあまり見られない、様々なシャッタータイプを用意しています。
開閉の方法で、
・開き戸
・ヒンジ式折戸
・レール付き折戸
・引戸
・特殊形状の5タイプに分けられ、
今回は、レール付き折戸を採用。
パネル戸の開閉頻度が多くなりそうだという事で、安定性のある動作を考慮して決めて頂きました。
レール付き折戸の事例
構成は、トップレール+下部レール+パネル戸となります。
ガイドピンがレール溝を走るので、スムーズで安定性のある開閉が可能なのです。
ヒンジ式の窓枠4方にフレームが有るタイプと違い、両サイドと下部は数㎜ずつ透きます。
ルーバー幅は76㎜
カラーは、ゴールデンオークです。
パネル戸を畳んだ時にルーバーが自動でクローズして、
ルーバー同士がぶつからないような機能(自動クローズ)を付けています。
折戸タイプは、強くお勧めの機能となります。
折戸は、2枚のパネルが密着され90度まで開くことができます。
取付手順を忘備録とご参考までに紹介します。
先ず、トップレールを窓枠上部に取付します。
左右のクリアランス(隙間)が均等の位置に設置します。厚紙2枚づつ左右に噛まして、均等を測ります。
添え木を当てて、トップレールと壁との面を合わせます。
窓枠下部に下部レールも取付。
パネル戸の吊り込み作業をします。
下部のレールに、パネル戸に付くスプリングガイドを入れて、
吊り金具ジョイント部にホイールキャリアを入れ、セッティングします。
吊り金具ジョイント部のカバーをはめます。
吊り込み作業が終わったら、パネル戸の水平調整をします。
専用スパナを用いて、4隅(拡大画像にある回転軸金具)の高さを調整して、左右のパネル戸の水平を整えます。
窓の開口高さが左右で3㎜ほど違っていまして、最初はパネルが揃いませんでした。
水平調整は、回転軸金具のナットを専用スパナで回せば、割と簡単に高さを調整することが出来ました。
タイプ初の取付は、説明書を見ながら慎重な作業となります。
所要時間は2人で2時間半ほどかかりました。
当店では、ウッドシャッターの提案・採寸打合せ・取付まで一貫して行い、施工実績を増やしています。
ご興味のある方は、お問い合わせやご来店をお待ちしています。