枠の色に似せてカーテンレールを塗装

顧客様から施設内に額を吊るため、ピクチャレール設置の依頼を頂きました。

現調に行くと、
幅7000㎜の壁のところに、額12号(600×500)軽量0.5㎏位を2枚吊る

そして、追加のご要望も頂きました。

・額を下から簡単に横移動できる
・レール色を枠の色に似せてほしい

とくに、レール色は白やシルバーは絶対ダメで、枠の色になるべく近く馴染ませてほしい様です。
「何とかお願いします」と頼まれましたので引き受け、チャレンジしてみる事にしました。

採用のレール部材は

レール:中型(スチール)/シルバー
フック:中型カラビナ付ランナー(許容荷重3㎏)
ハンガー:ハンガーE/カラビナ付

下から額を簡単に横移動するご要望から、カラビナ付ランナーのある中型レールを採用して、

ハンガーも同様カラビナ付で、落下防止を考慮して選びました。

塗装の知識は少ないですが、
情報収集と必要となる道具、事前準備(調色作業)を整え作業をしました。

塗装作業
バックヤードに台を設け、レールを載せ準備
中型レール/シルバー

下塗装として、プライマー(商品名ミッチャクロン)をスプレー塗布して、塗装剥がれ防止のための作業
ミッチャクロン塗布

現調時に撮った枠色を参考に、色の調合作業を行います。
窓枠色

上塗り塗料として、茶・パープル・白色の水性を用意しました。

スプーンで各色を小皿に混ぜ、調色サンプルを作っていきます。

①茶1杯+パープル1杯
②茶1杯+パープル0.5杯
③茶1.5杯+パープル1杯
④茶1.7杯+パープル1.5杯+白0.5杯

以上の4通りを作り、レールに試し塗りをしました。

④が一番近いなとなり、本塗装用に400㎜ℓほど作りました。

調色

調色
本塗装は刷毛(2種類)で行いました。
プライマー塗装が乾くのに2時間、本塗装は乾燥も含め2時間かかりました。

窓枠類似色レール塗装

取付をしてきました。

枠の天面にレールを付けます。

レール色は枠より多少濃い印象でしたが、
付けてみると、かなり近づいた感じです。

作業をはじめから見ていたオーナー様と担当者様から、

「全然目立たない、馴染んだ」
「ありがとうね」と感謝されました。

喜んで頂いてうれしかったです。

なお、施工写真は撮影NGエリアなので、撮ることは出来ませんでした。