顧客様から造作家具が造りたいので、お願いできないかと頼まれました。
顧客様からのお願いなので、業者探しから始め、
採寸・打合せの立ち合いも行いました。
壁面にカウンター収納を設置して、収納力と使い勝手を良くしたいご要望です。
造作家具は、
ご要望のすり合わせが大切となります。
採寸打合せに3度訪問しています。
製作は、事前に工房で、台座・箱・天板を造ります。
壁と隙間なくぴったり収まる様に、サイズをせめて造ってきます。
職人さんがこだわってくれて、天板の型取りにもう一度訪問しています。
責任を持って受け渡しをしますので、
丸投げはせず、施工までしっかり見届けました。
先日の施工の様子を収めてきましたので、紹介します。
先ずは、床に台座を設置します。
台座は少し大きめの長さで造ってきます。
ノミで削りまして、
壁とほとんど隙間なく、ぴったり収めています。
箱を置き、箱同士を狂いなく連結する作業をしています。
専用の道具を使い、面が揃うように調整をします。
天板を乗せます。
こちらも少し大きめの長さで造ってきます。
幅側をノミで削りまして、壁にぴったり収めました。
設置は3人掛かりとなります。
石壁側は、
天板を石壁の形状に合わせて事前にカットをしています。
何度が石壁にあてがい、
隙間なく収まるように、微調整をノミでカットしています。
今回の造作の中で、
この石壁隙間なく納める作業に、一番こだわりました。
(職人さん談)
引出しや引き戸の取り付け作業をします。
完成です。
突板仕上げのカウンター収納です。
天然木ならではの木肌と木目が出ています。
取手もモダンでカッコいい金具を選びました。
実はこの案件は、2月に受けまして、
造作家具業界もウッドショックの影響をまともに受け、
本来の納期から2月も遅れてしまい、お客様にご迷惑をかけてしまいました。
テレビを置く位置を、真ん中にしたい要望が出てきまして、
追加で、アンテナ線と電源コードを通す穴を掘ることになりました。
再度施工を受け付けました。
造作家具では、多いケースだそうです。
追記 2021年7月11日
追加施工をしました。
テレビを置く位置を石壁の真ん中に決め、
アンテナ線と電源コードを通す穴を作ります。
天板に慎重に穴を作ります。
切り口が汚くならないように、養生テープをしっかり貼り、準備をしてから作業を行います。
きれいに穴を開けました。
収納棚も同様に穴を開けました。