まだ6月なのに、真夏日が続きました。
今後も暑い日や雨の日もまだあります。
体調管理に気負付けてください!
さて、以前の案件の紹介ですが、
サンルームに付いていたアルミブラインドの劣化に伴い、
その付け替えに行ってきました。
新築時に他店で付けたブラインドです。
1台の操作棒の根元部品が割れて、上げ下げが出来なくなっていました。
他のブラインドも、上げ下げや羽根の角度調整もスムーズさに欠けていました。
サンルームは、紫外線と熱に常に晒され、
部品やコード類の故障がしやすく、不具合が顕著化しやすいと思います。
今回取り付けたのは、
セレーノフィット・ループコード式
スラット色:ウィザードリーフ・遮熱
ブラウン系の濃い色の、
「遮熱スラット」を採用しました。
「遮熱スラット」とは、
スラットに遮熱性のある塗料を塗っていて、
一般スラットより
太陽光の赤外線を反射して、熱を室内に伝えにくくしたものです。
下の写真は、
同じダークグレイ色で、一般スラットと遮熱スラットを、
赤外線ランプ照射し温度をサーモグラフィーで測定したもの。
(ニチベイ社の資料から)
ブラインド表面温度は、
一般スラットより、遮熱スラットの方が8.5度低く示しています。
遮熱スラットは、東北震災以降の節電指向から登場しました。
スラットの生産が追い付かないくらい、一時ヒットした時もありました。
遮熱効果が高くなる→冷房効果を得て電気代の節約になる
しかも、一般スラットと同価格です。
このように遮熱スラットの事を説明すると、
「ではこれで!」
と採用して下さいます。
サンルーム全面に、計6台のブラインドを付け替えました。
同時に、床のカーペットも敷き替えさせて頂きました。
ニチベイ社の機能データ一覧をよく見ると、
スラットの色が濃くなるほど、一般スラットと遮熱スラットとの、赤外線反射率の差が大きくのが分かりました。
今回の事例の色では、
スラット色:ウィザードリーフ
一般スラット 赤外線反射率21.9%
遮熱スラット 赤外線反射率55.7%
一番濃い色では、
スラット色:カーボンブラック
一般スラット 赤外線反射率 4.8%
遮熱スラット 赤外線反射率41.3%
一般スラットより、2倍から10倍の赤外線反射率が高くなり、熱を室内に伝えにくくなります。
ちなみに、明るい色は、
スラット色:クールホワイト
一般スラット 赤外線反射率69.9%
遮熱スラット 赤外線反射率72.9%
赤外線反射率の差は少ないですが、
スラットの色が明るいと、そもそも赤外線反射率は高いです。
遮熱性を重んじるなら、明るい色を選ぶと良いことになります。
「もう少し壊れにくいタイプはないかな」との要望を頂き、
ループコード式を採用頂いています。
シャフト軸に昇降コードを巻き取るタイプ
昇降コードの摩擦が少なく、樹脂部品も少ない構造で、オフィス・店舗向きに採用されている操作方式です。
今までのワンポール式よりも、耐久性は断然高くなります。