カーペットはホコリの舞い上がり量がフローリングの10分の1

このほど、日本カーペット工業組合から、

カーペットを深堀りした内容の冊子「新訂カーペットはすばらしい」(1000円)が、

発刊されましたので、購入してみました。

カーペットはすばらしい

カーペットの快適性・特長をいろんな角度から検証して、

数値によって解説されたものと、

選び方とお手入れの仕方、カーペットの知識の内容でした。

なかなか濃くて、
この冊子をぜひ購入してほしいなと思えるものでしたので、PRさせて頂きます。

数値・グラフ・写真が豊富に掲載されています。

特に、YouTubeにも公開されている、

部屋の中をスリッパで歩いた時を想定した、

カーペットとフローリングの、空気中に舞い上がるハウスダスト量の

比較実験は、

カーペットは、ダストポケット効果(ホコリを取り込む特性)が高い事が、

動画でわかりやすかった。

ハウスダスト舞い上がり

引用:「新訂カーペットは素晴らしい」日本カーペット工業組合


部屋中に舞い上がった、ハウスダストの量(粒子個数)を、

床面から50㎝と140㎝の位置で調べた結果も公表さていて、

カーペットはフローリングの10分の1の量であった。

このように、映像や数値化されたものは、快適性・特徴を理解するうえで、説得力があります。

ほかにも、データ比較がなされ、

足が疲れにくい→柔らかさ指数で数値化比較

転倒時に衝撃を吸収→頭部障害基準値

静かな歩行音でトラブル解消→床材の低減性能等級

カーペットは省エネにつながる→省エネ効果実証実験

カーペットの快適性を、これだけ科学的に検証して数値をまとめた冊子は無いのではないか。

カーペットが未だに払拭されていない「カーペットはダニの温床」にも触れている。

30年ほど前「カーペットはダニの温床」という報道がなされ、

その時カーペットが、小児喘息の原因であるかのような先入観が社会に浸透しました。

床材がフローリングへと変わるきっかけになった様に思われます。

悪者にされたカーペットだが、今では原因は、
空気中に舞い上がったアレルゲン(ダニ・ホコリ)を吸い込むことがいけないと、解明されています。

カーペット=ダニ→床材として積極的に採用しない→需要減

これを何とか払拭したくて、

インテリア業界とくにカーペットメーカーの組合が長年啓蒙活動をしています。

今一度この冊子を読んで、

まずは、シニア世代の暮らすお部屋、すべての世代の寝室に、カーペットを採用してほしいと思いました。

公開しているYouTubeの動画

冊子の購入は、
日本カーペット工業組合事務局 (電話06‐6809-2868)、ホームページまでhttp://www.carpet.or.jp/