大手ハウスメーカーの、ダイニングの高所にある上部傾斜窓に、
バーチカルブラインド傾斜窓タイプが付いています。
新築から20年経った顧客様から、
「急におかしくなった」とご連絡を受け、現場調べに行きました。
このようになっていました。
ルーバー(羽根)同士のつながりが分断しています。
ルーバーを開けると、
上部3枚だけが残り、後のルーバーは下に下がってきてしまいます。
これは、ルーバー同士をつなぐ部品(スペーサーリンク)が割れてしまって起こる、故障です。
丸印のところで繋がる構造なのですが、スペーサーリンク先端が割れているため、離れてしまいます。
バーチカルブラインド傾斜窓タイプの故障は、このようなケースが多いようです。
(メーカー営業さん談)
修理としては、レールの全替えになります。
部品(スペーサーリンク)のみの交替は、おススメしていません。
レールには他の樹脂製部品もあり、近いうちの割れる可能性もあるからです。
そして、ルーバーを吊るフックや裾ウェイトを繋ぐスペーサーコードなどの
レール以外の消耗品もありますので、
使用年数が増すと、新規取り替えも検討しましょう。
両方の見積もりを提示させて頂いたところ、
新規取り替えの方法で採用頂きました。
遮熱性能のある「リーチェ遮熱」スラットにしています。
高窓の取り付け足場は、今回このようなタワーを組みます。
採寸は、はしごを壁に掛けて行いました。
幅1200×奥行900高1700の枠を2段組み、足場を作ります。
これは、
スチール製で重量がある分、安定感があります。
足場の搬入、既存品取り外し、商品取付、足場搬出の工程
所要時間2時間程かかりました。
駐車所からの搬入経路が広く、作業がし易かったです。
遮熱性スラットを充実させたニチベイの新柄
「リーチェ遮熱」のクラウドアイボリー色を採用
「新しくなって気持ちいい」と感想を頂きました。