レースカーテンの寿命を減らすケース

レースカーテンは、外からの視線を遮ったり、
日差しを和らげたりする役目があります。

窓ガラス側に近い位置にあるため、
日差しや時には外気に晒され、傷みやすいといえます。

そしてレースの痛みは目立つため、
取り換え頻度はインテリア商品な中で高いと思います。

お客さまから、
「みなさんどれくらいで取り替えますか?」とたまに聞かれまして、
「平均すると10年位で取り替える方が多いです」とお答えしています。

ご新築でカーテンを検討されている方からは、
「レースの寿命はいったいどれくらい?」と聞かれます。

何年とお答えすることは出来なく、
レースの種類によっても大きく違いますし、

同じレースでもその使用する環境によって大差が出てくると説明します。

今日は、以前納めたお客様から、
レースが4年で破れたと来店があり、持ち込みされました。

スパンボイルというレース生地
裾近くウェーブの谷(窓ガラス側)部分が劣化して、一部がもう破れている状態でした。

レースカーテンの破れ

「4年でこんなに早く破れるかしら」と言われました。
でも同時に納めた他の窓は、何も悪くなっていない事のようです。

少し状況を知るため、付いていた窓の場所を聞くと、「2階個室の南掃き出し窓」

さらに、どんな使われ方をしていたかを聞くと、
「窓をよく開け、風を通す」
「ベランダに洗濯ものを干すため、出入りも多い」
との事でした。

このことから、
窓の場所と使われ方によって、寿命は大差が出てくるようです。

・南向きで日差しを受ける窓⇒熱・紫外線の影響を多く受ける

・窓をよく開け風を通す使い方⇒風・ホコリ・日差しの影響を直接受ける

・出入りが多い⇒開閉の度に、生地を引っ張り負荷がかかる

以上のような相関関数になり
レースを痛め、寿命を縮めるケースと思われます。

その中でも、「窓をよく開け風を通す」使われ方をすると、劣化を早める一番の原因と思います。

生地が窓ガラス越しではなく、日差しや外気、またホコリが直接当たり、

さらに、風でレースが揺れた時に、網戸などに何度も何度も擦れて、生地を損傷をさせることにもなるからです。

レースカーテンの寿命は、場所と使われ方によっては4年位。
オパールやオーガンジーなど装飾性を重視した薄手は、もっと短くなるかもしれません。
生地選びの際、注意が必要です。

前述のような、
場所や使われ方をしないケースの方が多い。

その時の寿命は、2〜3倍になってきます。

平均して劣化が顕著に出てくる10年位で、
吊り替えとなってきます。

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