吹き抜けの寒さ対策に、天幕カーテンを取り付けた施工事例紹介です。
今回は紐を引き操作タイプを取り付けしました。
紐引き式は開閉がスムーズ
天幕カーテンは、当店は5タイプ用意していて、バトン棒で開閉する手動タイプが1番多くて、その次にこの紐引き操作を取り付けています。
タイプの判断として、開閉する側の幅が、200cm以上になると、紐引き式やハンドル式又電動式をお勧めしています。
天幕がスムーズ開閉出来るからです。
めったに開閉しない場合や、夏場は取り外すしたい場合は、バトン棒操作や、幕体を2辺で止める固定式も受け付けます。
また、もっと細いレールを使ってレール部分を目立たなくする方法や、幕体を自分で取り外し出来る方法もありまして対応します。
こちらは、先駆者である同業者のグローバルテンさんの事例を参考にさせていただいています。
取り付けは、住まわれて5.6年のお家からの方が多いです。
ネットで検索されて施工事例をご覧になり、問い合わせご来店いただけます。
取り付け後の効果はすぐに実感できます。
天幕カーテンで塞ぐことで、まず空気の対流を防いで、暖房するスペース(体積)も減らすので、お部屋がスースー冷えなく温まります。
今回のお客様も、かなり寒さに悩まれていて、
開放感のある間取りで、すでに階段周りや隣接する部屋に、カーテンやロールスクリーン設置して、対策をされていました。
吹き抜けが2階廊下とつながっている構造だったので、暖まった空気はそこへどんどん逃げていく事となります。
天幕カーテンの事例を見て、これだ!と設置を決断された模様です。
取り付けの模様と完成事例を紹介
紐引き式の取り付けにおいては、外部の職人さん2人と共に3人で行います。
取り付け回数を重ねていているのでコツを掴めていて、
自前で取り付けもできなくは無いのですが、
この紐引き式に関しては更にコツを要しますので、
外部の職人さんと共に行う事で、作業的に余裕が生まれ、完成度を高める事にもなると思って、そうしています。
高所で立体視点でもって、
レールに紐を狂いなくセットする作業が案外難しく、人手が多く方が良い仕上がりにも繋がります。
今回の設置場所は、照明とエアコン・梁もあるので、それを避けて上部(床から340センチ)にしています。
私は、監督指示役でメインの作業は職人さんによって行います。
ブラケット金具取付
先ずは事前に、レール内に紐を通しす作業をします。
紐を、右レールから渡り左レールへ、そして床に繋がる操作分へと、1本に繋がるようにセットします。
この作業がコツがあるのですが、作業に夢中で撮るの逃しました。
紐を通し、セット終えたレールを取り付けます。
ブラケットにレール付ける
レールが思ったより長くて、サイズカットしました。
こんなこともあります。
レールをサイズカット
再度レールをセットして、次は紐の調整作業にはいります。
先頭ランナーの「左右の位置」が揃っているかを見ています。
この「左右の位置」がなかなか揃わなくて、3度4度と固定した紐を解いては調整します。
紐はねじれていると張れば長さが変わるのです。伸ばし切った後に調整することを今回学びました。
先頭ランナーの位置調整
レールに通った先頭ランナー
幕体に等間隔にポールを通す作業を終えてから、
幕体をレールにセットします。
息を合わせレールにランナーを持っていかないと、上手く入らないのです。
幕体をレールにセット作業は息を合わせて!
幕体をレールにセット・ランナー部
紐は、操作するところの床近くに取り付けたテンション部品に通っています。
通っている左右の紐を上下にスライドさせ、先頭ランナーを走らせて天幕カーテンを開閉させます。
紐・操作部
開閉の調整を終え、天幕カーテン・紐引き式の完成です。
天幕カーテン・紐引き式 開けた状態
天幕カーテン・紐引き式 閉めた状態
幕体に使用する生地は、光を拡散するレースで、閉じても明るさをキープできるもの
このレースをお勧めしています。
仕立てにおいては、ウェーブの形が美しいサイズを考え、寸法を割り出しています。
動画も用意しました。
当店はキャッシュレス還元事業の対象店です。