以前、あさいち(NHK朝8時15分より放送)を見ていたら、ブルーシートの劣化についての話があった。
ブルーシートの劣化の原因として、挙げられたのは、
熱・紫外線・揺れ、と言うものだった。
注目していたのは、揺れ。
ピンと張った状態のブルーシートより、風で揺れる状態のブルーシートのほうが、劣化が早いのだそう。
(家屋の屋根に、ブルーシートをしっかり固定した場合とルーズな固定をした場合を検証した実験から)
それを見てて思ったのは、
レースカーテンの劣化でも、同じことが言えるのではないだろうか。
と言うのは、
先日、隣同士2軒に同程度同時期に取り付けさせて頂いた、その1軒の家から
レースが破れましたぁ!吊り替えをしたいのだが、という事で行ってきた。
お話を聞いてわかったことは、
破れた家は、窓を常に開けよく風を通す習慣があり、
お隣の家は、さほど劣化もなくて、あまり窓を開けないよ!と言うことでした。
「なぜうちの方が同じようなレースなのに、早く破れたのかなぁ?」
と聞かれたので、
前述の内容も申し上げてましたが、
今までの経験上でも、
窓を開けよく風を通すところのレースカーテンやブラインドは、一応に破れや故障が早かった印象だ。
風を入れないで!とは出来ませんので、
せめて強風時には、適度に窓を閉めましょう!
吊る位置を、洗濯毎に左右チェンジしましょう!
寿命が伸びますからね。と申し上げました。
ということで今回のレース選びで大切にしたは、丈夫さだった。
丈夫さでは、ラッセル編みレースと言う種類が適しています。
織る製法でなく編んで布にするタイプで、
この編む方が糸を太いものを使用します。
糸が太い分、生地は厚くなり丈夫となります。
レースの普及品の大半を、このラッセル編みが占めます。
多彩な種類が揃う現在のレースカーテンの中では、厚く手触りが硬くゴワゴワした印象となりますが。
ラッセル編みレースの施工事例(他の事例の写真です)
吊り元アップ
ちなみに、
織るタイプのレースは、糸をどんどん細くして透け感や風合いを高めて、装飾性を高めるものが多いです。
ボイルレース(平織り)の施工事例
透け感や風合いが良く、またキレイで均一なウェーブも生まれています。
でも、一般的に生地が薄くなります
薄くなる分、丈夫さは失われてきます。
丈夫さを表すデータとして、耐光堅牢度(1級から8級)という基準があります。
カーテンの耐光堅牢度とはどういう意味ですか?サンゲツHPより
日光によって変退色しないレベルを表す基準値で、丈夫さとも比例します。
メーカーの商品データに記載されていまして、大体ボイルレースで5級位、ラッセル織りレースは7級位の等級、
7級以上であれば、日焼けに強く丈夫で永く使用していただけるレースといえます。
丈夫なレースをお探しの場合の判断基準として参考として下さい。
サンゲツの生地なら、各生地の商品データ欄に耐光堅牢度7級以上なら明記してあります。
当店はキャッシュレス還元事業の対象店です。