ペントハウス、高窓の日差し対策
高窓からの日差しは、夏場における対策が多いのですが、実は冬場のお悩みも頂くことがあります。
その理由と、どのような対策商品がオススメか、実際の施工事例も紹介します。
・夏の冬の太陽の高さの違い
・高窓のメリット、デメリット
・電動遮熱ロールスクリーンで対策
・取付は配線にこだわる
夏の冬の太陽の高さの違い
夏と冬の日照時間の差は、夏は日が長くて冬は日が短いという事は生活していて感じます。
でも、「太陽の高さ」の違いは案外見落としがちで、その差は大きく、
それによって冬の日差しも気になることが生じてきます。
上の図をご覧下さい。
夏至と冬至の南中時の太陽高さ(角度)を表したもので、角度の差が46°もあります。
夏の日差しが窓際までなのに対して、冬はお部屋の奥まで入り込みます。
掃き出し窓は、カーテンを掛けて調整しますが、
高窓においては、日差しが更にお部屋奥まで入り、対策商品を講じなければ、冬こそ気になるレベルになります。
高窓のメリット、デメリット
今回、ペントハウスにお住まいの方からご相談を頂きました。
3メートル以上の天井高を確保したLDは、眺望の良さを活かし高窓が付いています。
w484×h80cmの横長の高窓から、
「雲が流れる様子が楽しめたり、月が綺麗に望めるのです」とおっしゃるのですが、
冬は、テレビやキッチンにまでダイレクトに日差しが入り、暑さや眩しさが気になる
「テレビが黒光って観えない、室内日焼けしてしまう」ということでした。
電動遮熱ロールスクリーンで対策
対策商品として、大きなサイズの高窓(4㎡以上)には、眩しさを和らげる事と同時に、遮熱性も求められます。
窓からの熱の流入も見逃せないからです。
ハニカムスクリーンと遮熱ロールスクリーンが挙げられ、
どちらもメカ物商品の中で、高い遮熱性があります。
高窓商品の、操作をどうすのかが気になるところですが、煩わしさの無い電動式を提案しています。
リモコン一つで、簡単操作で非常に便利です。
窓のサイズが大きい場合、横並べに何台に分けて連装する必要があります。
現時点(2018年12月)では、連装システムの充実した(一つのコンセントで5台まで電源ジョイントが可能)、「電動遮熱スクリーン」をオススメしています。
電動のハニカムシェードの連装は、電源ジョイントができず1台ずつ電源を取る必要があり、手間と配線が目立ちます。
高窓に電動遮熱ロールスクリーン連装(4台口)取付の紹介
電動商品は、電源からの配線を目立たなく処理する事が大切になってきます。
右側(今回は左)のロールスクリーンから電源をとり、順に配線を繋げていきます。
配線がセットフレームからはみ出さないように納めて取付します。
高窓の取付の足場は、はしごかローリングタワーの利用になります。
高さ・商品サイズ・数・搬入経路などを考慮して、はしごを使いました。
「ニチベイ・フェアフレクト遮熱サイレント電動」を採用、
高い遮熱性がありますが、暗くはならない透過度シークレットタイプのスクリーン。
高窓におススメの生地の一つです。
リモコンは、2ch・8chが用意されていますが、4台をそれぞれ操作できる8chで用意
8chは各調整(下限・上限のストップ位置)が、リモコン内で設定できるので、より便利です。
個別の昇降操作も可能なので、フレキシブルな日射しの調整が出来ます。
取付は配線にこだわる
電動商品は、電源からの配線を目立たなく処理する事が大切と前述しました。
コンセントからロールスクリーン本体までの配線にもこだわりました。
カーテンボックス内に配線を配して、目立たなくしています。
配線カバーを壁コーナーに取付て、出隅部品もセットして配慮。
この配線カバーの取付は、時間がかかります。
全工程で、3時間(3人)を要して取付させて頂きました。
動画を用意しました。
スクリーンの昇降の模様をご覧いただけます。