玄関が吹き抜けになっているお家に、寒さ対策として「天幕カーテン」を取り付けた事例紹介です。
画:吹き抜け・玄関 2階から見た状態
玄関のスペースが7畳程あって、リビングドア・和室に入る戸と、階段に繋がるローカがあります。
そして吹き抜けは、2階ローカとも繋がっています。
玄関戸を開けると、風が家中に周る非常に風通しの良い間取りなのです。
画:吹き抜け玄関 2階ローカとも繋がっている
「冬はリビングに居ても冷気がスースー入ってきて寒いのです!」とのことでした。
画:吹き抜け玄関 下から見上げた状態
吹き抜けの開口は、210cm×256cmでした。
提案で、可動式と固定式の「天幕カーテン」をオススメしましたが、
玄関なので、可動式でなくて良いという判断をされて、費用を抑えた固定式での採用となりました。
ここから、固定式の構造と取り付け手順の説明になります。
構造は、吹き抜け開口の両側に、天幕を固定して張っているしくみ。
画:「天幕カーテン」固定式の構造
取り付け方は、マジックテープ(オス)付きレールを両壁に取り付けて、天幕カーテンも両側にマジックテープ(メス)を縫い付け、レールに沿って付けていく方法となります。
先ずはレールを、奥行き方向の両壁に取り付けます。
取り付け高さは、下地と天幕の垂れを考慮して決めています。
画:玄関正面側にマジックテープ(オス)付きレール取り付け
レールは、TOSO製ニューバランスを使用。
(オス)面が、床に向く様に取り付けしています。
画:玄関入口側にマジックテープ(オス)付きレール取り付け
天幕は、風呂敷状に仕立てて、両側にマジックテープ(メス)を縫い付けた、簡単な仕上げとなります。
天幕を付ける作業は、時間をかけてレールに沿って隙間なく取り付けしました。
画:幕体をレールに取り付け作業
もう片側のレールにも付けて、全体を張って完成です。
画:吹き抜け・玄関 「天幕カーテン」固定式
画:吹き抜け・玄関 「天幕カーテン」固定式
空気の対流を遮りながら、採光されています。明るさをキープして、また圧迫感を感じられません。
画:吹き抜け・玄関 「天幕カーテン」固定式
画:幕体は、採光拡散遮熱レース
取り付けて直ぐに、天幕が風を受けて張り始めまして、そして玄関戸を開けると上下に揺れるのです。
空気の流れを遮っている証拠です。
画:天幕カーテン 2階から見た状態
固定式は、天幕を剥せば簡単に取り外しが可能なので、
お客様の方で脱着&洗濯も簡単にできます。(5尺脚立は必要です)
しくみが簡単な固定式は、費用を抑えた「天幕カーテン」となります。
エレメントリスト
レール:TOSO製ニューバランス
幕体:採光拡散・遮熱レース D7527
企画:鈴木幸生
取り付け:脚立&ハシゴ 2人(所要時間1時間30分)