アコーデオンカーテンは冬になると閉じにくくなる

今回ご紹介するのはアコーディオンカーテンの取り替えの施工事例です。

10年以上使われたアコーディオンカーテンの先頭ランナーが破損しており、取り替えのご要望をいただきました。

築45年のマンションの廊下とリビングの間仕切りで、3度目の取り替えです。

前回のアコーデオンカーテンは生地に余裕がなく、最初はよかったのですが閉じにくく固定できなく大変不便です!、とおっしゃるのです。

ご自身で左側袖に角材をあてて対処もされておりました。

アコーデオンカーテン

 

生地は塩ビレザーで、寒くなると硬くなる性質を知っていたので、そんな旨を伝えました。

メーカーカタログにも注意書きがあります。

 

調べたら、前回の製品は ニチベイ製の「やまなみエコー」 で、商品幅1200mm、ヒダ山数13という仕様でした。

 

とにかく生地に余裕を持たしてほしい要望を鑑み、同じ「やまなみエコー」を採用しつつ、以下のように発注しました。

商品幅を1400mmに拡大:生地に余裕を持たせるため、前回より200mm長くしました。
ヒダ山数は前回より2山多い15山。

商品丈を前回より10㎜長く、床から10mm上がりの1790mmに:隙間を少なくし、防寒対策にもなります。

 

 

左側袖の角材は、外して取り付けました。

アコーデオンカーテン

ヒダ山数が15山あります。開閉のスムーズさとピッタリ閉じるようにしました。

アコーデオンカーテン

 

「軽くなった!気持ちいい!」とお喜びでした。

たたみ代は、前回より30㎜ほど大きくなりましたが、さほど気にならない程度でした。

アコーデオンカーテン
 

開閉が経年で、重たくなるや閉じにくいといったお声は、過去にもいただいたことがあります。

生地の塩ビレザーは寒さや経年で硬くなることから、発注においては幅に余裕を持った寸法がおすすめです。

メーカーカタログのたたみ一覧を参考に、100~200㎜ほど大きい幅サイズがおススメ。

過去の関連事例
アコーディオンカーテンの製作幅に余裕を