今回ご紹介するのは、バーチカルブラインドからカーテンへと吊り替えた事例です。
インテリアのスタイルが変わることで、部屋全体の印象も大きく変わります。
今回は、お客様のご要望に沿って、使い勝手やデザイン性の向上を目指し、再びカーテンを導入しました。
ビフォー
こちらのお宅は、大手ハウスメーカーによって建てられた築20年以上のリビングの窓になります。
新築時はカーテンを使用していましたが、シンプルでモダンな雰囲気を求めて、バーチカルブラインドに吊り替えられました。
当時のトレンドにも影響され、すっきりとした直線的なデザインを気に入っていたとのことです。
しかし、バーチカルブラインドを使用しているうちに、裾の重りが風に揺れてバタバタとうるさい音を立てるようになったり、ルーバーの開閉がスムーズにいかなくなるといった問題が発生しました。
これらの点がストレスとなり、再度カーテンに戻すことを決断されました。
アフター
今回は、カーテンに吊り替えるにあたって、窓まわりのデザイン性を最大限に活かすため、カーテンレールを天井付近に取り付けることを提案しました。
通常の位置に設置するよりも、天井付近にレールを取り付けることで、部屋が広く見える効果があります。
また、窓自体も大きく感じられるため、空間全体のバランスが良くなります。
使用したレールは、「レガートユニ」。
この製品はシンプルでスタイリッシュなデザインが特徴で、天井付近に設置しても圧迫感がなく、自然に空間に溶け込むように馴染みます。
また、内装の取手がブラックカラーで統一されていたため、それに合わせてカーテンレールもブラックを採用しました。こうした細部の色使いが、部屋全体の調和を引き立てます。
カーテンが天井近くから吊られていることで、視覚的に窓の高さが強調され、自然光の取り込み方も大きく変わります。
これにより、部屋がより広々と感じられる効果が得られました。
採用したレースカーテンは、透け感と光沢が美しい広幅レースです。
フジテキスタイルの「FA1830・NL」を使用しており、その風合いは非常に豊かです。
軽やかな透け感がありながらも、適度な光沢が光を柔らかく反射し、空間に柔らかな明るさを加えます。
さらに、このレースはウェーブが非常に綺麗に出るため、カーテン全体のシルエットも洗練されています。
一方、厚地のカーテンには、北陸の老舗機屋であるカツクラのオリジナルカーテンを選びました。
このカーテンは風通織を採用しており、自然の草花をモチーフにしたゴールドのデザインが特徴です。
織り目の表情が非常に豊かで、適度な重みがあるため、美しいウェーブがしっかりと出ます。
このカーテンは、特にエレガントなテイストを求める方に人気があり、その上品さと重厚感が、部屋全体に高級感をもたらします。
今回のお客様も、その点を非常に気に入っていただきました。
厚地カーテンとレースカーテンの組み合わせにより、光の調整がしやすく、日中も夜間も快適な空間が演出されます。