交叉レールの取付

今回ご紹介するのは、交叉レールの取付事例です。

 

医療施設様から、間仕切りカーテン設置のご要望を頂きました。

奥に繋がる治療室を暗くしたい、出入りのし易さ、見栄えも考慮したいとの事でした。

 

そこで、光沢のある遮光カーテン(1級C)とレールの中央が交わる「交叉レール」の提案をしました。

 

交叉レールは、カーテンを閉めた時、中央部分の隙間や光漏れの軽減、ヒダ山がきれいに等間隔に見える特長があります。

ホテル客室などに良く付けられています。

 

過去の交叉レールの事例

交叉レール(ボックス幅とレール間隔サイズの内訳)

 
 

ここから取付の様子を紹介します。

 

下準備として、墨出し糸を張りました。

糸を張ると、レール付け位置の目安が計れ、取付の正確さにも役立ちます。

墨出し

 

前後の位置を決めるのに、レールを枠の天面に当てちょうど良いところを探します。

レールのビス穴の位置に印を入れ、それからビス打ちをしました。

交叉レール

 

交叉部分は、右側が直線で、左側は後ろ側に曲がった交叉レールを付けます。

交叉レール

 
間隔と長さは、メーカー推奨値で設置しております。
レール間隔は50㎜、交叉部分の長さは180㎜

交叉レール

 

採用レールは、ニューデラック・スチールウォームホワイト。交叉レール0.5mジョイント

ニューデラックは、角型レールの中でも部品が豊富で、ランナーの走りもスムーズで丈夫です。

交叉レール

 

先頭ランナーに片マグネットを入れてあります。カーテンはキャップのところでピタッとくっ付きます。

交叉レール

 
交叉部分は、ヒダ山2つ分(180㎜)重なっていますので、光漏れの軽減になっています。

ヒダ山が等間隔に見え、一枚のカーテンが掛かっているかの様で、見栄えがいいです。

交叉レール

 

奥の治療室は、暗さを適度に確保できていました。

出入りのし易さと掃除のし易さを考慮して、カーテン丈は床上がり150㎜としています。

交叉レール