今回ご紹介するのは、多摩産杉・無垢柾目材のウッドブラインドの施工事例です。
納入したお家は、柱や床に国産桧や杉がふんだんに使われ、左官で壁がきれいに仕上げられています。
素材とデザインにもこだわりを感じます。
2階ダイニング窓から公園が望める好立地でした。
日差しの調節に、多摩産材の杉を使用したウッドブラインドを採用頂きました。
東京の森林、多摩地域の杉で作られた
ベネチアウッド50多摩杉/東京ブラインド製
東京ブラインドのショールーム訪問のブログ記事 国産材のウッドブラインド
東京ブラインド製のスラットに使う木材は、良質な原木を選定した高品質なものを使います。
無垢一枚板に柾目カットした貴重な木取りをしています。
細かくきれいな木目が現れています。
商品サイズ 幅:1600㎜×高:1290㎜
右操作 枠内天付 クラシック操作タイプ
このサイズでは、天然木特有の材料に起因する色の濃淡が表れました
スラットはなんと無塗装。
自然そのままの木肌や風合いを味わえ、香りも楽しめます。
東京ブラインド製はこれが標準です。
無塗装は、「反り」「狂い」が生じやすいと言われますが、高品質なスラットではそんなに起きません。
水分や油分は浸透しやすいので、汚れが付きやすい。その点は注意が必要です。
ちなみに、他メーカーで無塗装のウッドブラインドは商品化されてません。
杉材は、芯に近い赤身と辺部分の白太のコントラストが出やすいと言われています。
今商品も、赤白のコントラストが一応に存在していまして、天然木ならではのいい味わいとして楽しめます。
汚れや傷が気になる方には、湿気や表面保護になる蜜蝋ワックスやオスモクリア塗装も用意されています。
インテリアイメージに応じた、オスモカラー塗装もあります。
スラットの角度調整と昇降が別々のひもで行う、クラシック操作タイプを採用しています。
レトロな感じの佇まいをしていて、好まれる方もいらっしゃいます。
構造が単純で樹脂部品を使っていません。むき出しとなっており、不具合時に何が悪くなったか一目瞭然です。
ひも類の消耗品の交換をしていけば、末永く使って頂けます。
現在、多摩地区の森林は、木材としての利用可能な50年生前後となっていますが、林業の低迷による伐採されずにいる木々が増加傾向。
放っておくと森林が荒廃して負の連鎖がおきるので、いろんな企業が多摩の木の有効利用を進めています。
多摩に限らず、地元の木を使うことで、環境と経済の良い循環を生み出します。
他メーカーで、国産材を使ったウッドブラインドは、ナニック製スギシリーズ(栃木産)で発売中。
ナニック(Nanik)製スギシリーズウッドブラインド【国産杉材】展示開始
2024年5月にタチカワ製で国産材の杉と檜を発売予定です。
国産材の製品を使うことはSDGs解決に大きく寄与します。