先日3月15日のテレビニュースに
「網戸を開閉するひもが首に…女児死亡 遺族が逆転勝訴、製造会社に約5800万円の賠償命令 大阪高裁」の報道がされていました。
5年前、ロール状の網戸を開閉するひもが、当時6歳女児の首に掛かり死亡した事故で、両親が製造メーカーYKKAPと施工業者に損害賠償を訴えた裁判。
1審の敗訴から今回の2審では逆転勝訴になった報道内容です。
我々が販売施工するブラインド・ロールスクリーン・シェードにも、同様の開閉するひもが存在しますので、深く関係する事故の裁判です。
争点のポイントの一つに、
施工業者は操作ひもの危険性やクリップの使用方法を両親に説明していない、があり、
施工業者は装着義務や取り扱い方法を説明する義務を怠ったと断定となりました。
今や、説明する責任を問われるようになって、見過ごすことが出来ない事だと思いました。
大阪の同業者、カーテン夢工房さんの社長ブログにも、取り上げられています。
インテリアのメカもの商品の安全に関する説明責任
もうすでに、安全に使っていただくために説明確認書をつくり、お客さんに説明して、1枚にはサインをいただいている取り組みをされています。
当店も、操作の説明と同時に、安全に使って頂くためのクリップの装着と付けい方の説明は必ず行っていましたが、説明確認書を作っていませんでした。
さっそく説明確認書を使り(内容はまったく同じで店名を変えただけ)、今日の取付からサインを頂くようにしました。
今回もコードクリップの使い方も丁寧に説明もして、
「大切ですね」と理解を頂けました。
また、今日レースの採寸に訪問したお客様宅は、22年前の新築時に付けたプレーンシェードがあり、
当時は、お子さんの安全に対する処置や認識は余り無く、ループコードは床上がり80㎝位まで垂れ、コードクリップが無い状態で納めていました。
ちょうどお孫さんを預かっておられまして、これは思わぬ事故に繋がってはイケないと、早速手持ちのコードクリップを取付させて頂き、使い方の説明もさせて頂きました。
このようなループコードで処置がされていないケースは、まだまだあると思います。
これからこのようなケースに出会ったら、自店他店を問わず、コードクリップ取付やチラシを置いていくなど、対応させて頂きたいと思っています。
安全は最優先です。
日本ブラインド工業会が発行するチラシは分かりやすく、注意喚起にもなる内容が記されています。