今回は、マンションの取り付けで下地を探して付けた、カーテンレールやロールスクリーンの事例の紹介です。
マンションの壁・天井の骨組みの構造は戸建てと違い、下地の様子も異なります。
古いマンションは、窓上や天井に下地が一切なく、取付が出来ない事も多いです。
今回、お客様から工事途中の写真を見れまして、「軽天工事」がされている事が分かりました。
軽天工事とは、軽量鉄骨で骨組みをつくり、その上からボードを張って壁・天井を仕上げる工事。
下地に、軽量鉄骨を利用して取付する方法で、一度採寸をする事にしました。
取り付け出来るかどうかは、ブラケット位置に軽量鉄骨があるかどうかです。
広範囲に探す場合、私は、磁石を使いボードを張る際に打ったビスを探します。
くっ付いたところは、その奥に軽量鉄骨が通るところで目安をたて、ピラーズキャッチ(針が出るやつ)で刺して、確実にあるかみていきます。
どうやら30㎝間隔(縦方向)に軽量鉄骨がしっかり存在することが分かり、取付を受ける事に至っています。
梁下際にカーテンレールを付けたいご要望を頂きまして、LTブラケットを正面付にしています。
ここから紹介する箇所も、念入りにブラケット位置に軽量鉄骨が通っているか確認。
有ったので取付を行っています。
クローゼットにカーテンとロールスクリーンで目隠しを行いました。
カーテンを付けた所は、服が掛けてある所。
レールを軽量鉄骨の間隔に下穴を開け、天井にタッピングビスで直付けしています。
ロールスクリーンを付けた所は、本棚。
スクリーン生地の面が揃うように取付しました。
こちらは整理タンスを隠すロールスクリーンです。
キッチン横の棚を隠す為、ロールスクリーンを取り付け。
縦に通る軽量鉄骨に正面付で取り付けています。
LDの間仕切りに、天付けでシエロラインレールを埋め込みました。
下地は軽量鉄骨と木部と混ざっていました。
ビスの種類を変え取付をしています。
天井が傾斜しています。
上部傾斜の縫製も提案しましたが、一年に一回くらい使用するためで、普段はカーテンは外しておくとの事。
通常の縫製で仕立てました。
軽量鉄骨の下地で取り付けは、ビスの打ち直しが出来ないので、慎重になります。
いつもより時間を要しましたが、すべての個所の出来と見栄えが良くなり、お客様も大満足の様子でした。
ありがとうございました。