季節の変わり目になるとレースカーテンの吊り替えが増えてきます。
窓に視線が行くようになり、前々から気になっていたレースのほころびに目が行ったり、また洗濯したら、ついに破れたと言ってご来店されるきっかけになったりします。
オーダー履歴から見てみると、大体、8年から15年使われていたレースの吊り替えで、
リビング掃き出し窓で12.3年位経ったレースの吊り替えが一番多いです。
生地選定では、今までと同じようなレース、又は全く同じレースにしたいご要望も多く、慣れ親しんだ雰囲気を変えたくないや、今のが大変気に入っているからとおっしゃいます。
10年経つと当時の生地は継続してない事がほとんどで、オーダーカーテンは装飾目的の面もあるので、柄や生地風合いを変え、今の傾向(流行り)に沿ったものになっています。
カーテンは、効果的にお部屋の雰囲気を変えれるアイテムなので、今までとは違う生地に変え、雰囲気替えを楽しむのもおススメです。
刺繍レースは、豪華で装飾性も高く、お部屋の雰囲気を一気にランクアップさせてくれます。
屋外から見ても刺繍柄が浮かび上がり目立ちます。
欧州のトレンドでは、刺繍タイプは今後の流行りだとか。
当店ではこの品揃えは豊富にあります。
ボーダー柄は良く提案させて頂いています。
横長窓・特にマンションリビング窓に採用頂けます。
視線が左右に誘導され、部屋が広く感じられる効果もあります。
本来レースとは、編んで透かし模様にしたものを言い、インテリア業界ではシアーカーテン(薄地で光を通す生地)という用語があり、その一部にレースカーテンが含まれます。
ここで、シアーカーテンの種類を言うと、
・ラッセルレース
・ボイル
・プリントボイル
・オーガンジー
・エンブロイダリー(刺繍)
・ケースメント
・オパールプリント、があり、
さらに付加加工を施した、着抜オパール・クラッシュ加工・フロントカットがあります。
ラッセルレースが、いわゆる従来からレースと言われているタイプで、編み機で編まれた安価で丈夫なレース。風合いや柔らかさには欠けます。
増えているのは、ボイルレースの風合いに遮熱やUVカットを付加したレース。
メーカーの努力でシンプルな無地でありながら、機能と意匠の両立した生地もお目見えしてきています。
流行りからも外れ、ほとんど無くなったのはケースメントです。太糸で目が粗くざっくりした織物。
縁側や和室に1重吊りカーテンとして使っていましたが、各メーカーのコントラクトBOOKに2柄程度の収録になってしまいました。
当店では、今まで仕立てたカーテンのオーダー履歴はほぼ100%保存してあります。
数分で取り出せるようになっていますので、手ぶらでご来店頂いても注文が出来ます。
出来上がったレースカーテンはこのように梱包してお引き取りを頂いています。