今回ご紹介するのは、3D調光ロールスクリーンFUGAをマンションに付けた事例です。
今事例は、スクリーンの巻き方が標準とは逆の、FUGA逆巻き仕様を採用しています。
標準はロールの奥側からスクリーンが巻かれるのですが、手前側(部屋側)から巻かれる仕様で、スクリーンも表裏逆にセッティングされます。
価格は変わりません。
上からの視線が気になる、日差しをより遮りたい時に有効な仕様となります。
スクリーンを下限まで下ろし調光をしていくと、通常とはスラット向きが反転する動きをします。
スラットが部屋外へ傾斜して調光する事になり、上からの視線や日差しを遮ることに繋がります。
「場所的(マンション前の建物からの視線)に上側からの視線が気になるので、ルーバーを半開きにした時に室内から上方向を遮り、バルコニー床が見える状態で使用したい」のご要望を受けて、この仕様を採用頂きました。
採用生地は、アドバンスコレクションの採光生地シャンパン・AC1302
そして防炎品を採用頂きました。
カーテンボックスの全長幅は4610㎜。
2台に別けて設置しました。
サッシ枠を境に2台を設置すると、見栄えも良くなります。
窓に対してボックス幅は右側が90㎜長く不均等です。
左2350㎜右2240㎜の幅サイズで製作して、サッシ枠内に2台の境が来るようにしています。
取付において、既存のダブル天付けレールを外して設置しています。
また「極力FUGAを窓側に寄せて設置して、シングルレールまたはシェードを取り付ける余裕を少しでも残したい」ご要望を頂きました。
ボックスの奥行160㎜あります。
ブラケットビスを壁から65㎜に打ち、FUGAを取り付けました。
ボックスに空いたスペースが70㎜程になり、そこに外したレールを天付けしました。
既存のレールは、ダブル用天付けブラケットを使用していましたが、そのブラケットは使えません。
レールは直付けしています。
レールに穴が開いていなかったので、事前に下穴を開ける作業をします。
直接ビス打ちすると、切りクズが溝に入り込む場合があります。
特に今事例のようなスライダー型ランナーに切りクズが入ると、滑りは悪くなるから、下穴を開ける作業は必要です。
優しい色合いは室内インテリアと馴染みます。
FUGAは織で立体構成されたスクリーンなので、生地の風合いを感じます。
スラットを水平にした採光時には、優しくふんわりとした光にお部屋が包まれます。