今回ご紹介するのは、玄関にあるクランク窓に、片引きカーテンを新たに取り付けた事例です。
今まで視線を遮る木々が植えられていたのですが、伐採をされたため、夜の視線を遮りたいご要望を頂きました。
クランク窓に視線を遮る商品及び設置方法も含めて、ロールスクリーン、ハニカムスクリーン、横引きカーテンと候補があがりました。
このクランク窓は、入隅3カ所出隅2か所、直線部分40㎝が4カ所+70㎝が2カ所となっています。
直線部分が40㎝と狭い事、入隅・出隅が計5カ所あり、その隅の納まりはスクリーンでは不向きと判断。
横引きカーテンを採用しまして、レールはクランクに沿ってカーブするレールを取り付ける事にしました。
クランクに沿ったカーブレールの取付方法
カーブレールは、直線レールの取付と違って、先ずレール全長や曲げる起点を割り出す必要があります。
お店で事前に、縮尺図面で数値を出して、曲げ加工を施し準備しました。
専用のペンダーとクランプを使い手曲げをして加工しました。半径55㎜を90度曲げ×5カ所です。
レール全長は3181㎜となります。
1本で仕上げるとなると、加工に広いスペースが必要な事と荷姿も大きくなってしまい搬入も難しいので、2本に分割して作りました。
取付は、ブラケットを先に付け、そこにレールをはめていきます。
入隅3カ所出隅2か所ありますので、採寸の少しの違いや曲げ角度や起点の狂いがあったら、上手くはまりません。
今回はなんとかレールをジョイント部で15㎜カットしただけで、上手くはめる事ができました。
2本に分割した事で、こういった微調整に融通が効きます。
カーテンの開閉
カーテンを開閉していくには、90度の山谷を5カ所通過しなければなりませんので、どうしてもスムーズさに欠けてしまします。
吊元のフックはAタイプにしました。
というのも生地とレール側面が擦れるのを軽減できますし、寄せた時の納まりも良くなります。
先頭のマグネットランナーにカーテンバトンを付けました。スムーズな開閉に大変役立ちます。
カーテンは向かって右側に寄せました。
カーテンを束ねるタイバックに、ロープ状に装飾玉を付けたエレガントなタイプを取付ました。
採用生地
RIOリオ RC797-01(フェデ)
生地は、広幅300㎝・ポリエステル100%・起毛加工
広幅300㎝を横付いに使用しました。ジョイントの無いシームレス仕立てとなり、美しさを損ないません。
カーテンを閉めた状態では、明るさを程よく採り入れ、夜間のプライバシー保護に役立つレベルの遮蔽性はあります。
カーテンハウスシルクみどり店では、クランク窓以外にも変形窓の施工事績がございます。
ご相談を受け付けております。ご来店の際は、ご予約お願いします。