今回ご紹介するのは、ハウスメーカー戸建て住宅(コンクリート系)にお住まいのお客様から、寝室のカーテン&レースの吊り替えのご相談を受け、納めた事例です。
各お部屋には調度品や絵画がセンス良く置かれ、落ち着きを感じるお家でした。
寝室は、掃き出し窓と腰窓の2窓に無地のカーテンが吊られていました。
カーテンでお部屋の改造を!と、
シックでエレガントなカーテンコーディネートのご要望を受けました。
採用頂いたカーテンは、mila schon「ミラショーン」となりました。
ミラショーンとは、イタリアのファッションブランド。
そのデザインをライセンス契約したスミノエが、カーテン生地として製造しています。
引用:スミノエホームページ
現在、ジャガード織のエレガント系カーテンが減少傾向にある中、収録点数が充実した数少ないブランドになっています。
採用のD4162は、落ち着いたグレーベース色にストライプと小花が散りばめられた、高密ジャガード生地。
エレガントさに洗練感が漂います。
ウォールナットの床や調度品とも調和した色調となり、品良くまとまりました。
ここからは、エレガントさを演出する各仕様を紹介します。
上飾りバランス
窓の演出において、トップのスタイルは窓全体の印象を大きく左右します。
ギャザーやプリーツを取ったデザイン、ゆったりウェーブを作ったデザインなどもあります。
引用;サンゲツホームページ
ストレートラインのデザインを採用頂きました。
このデザインは、当店に限らず最近の事例に多く見られます。
上飾りバランスの裾は、目線の付きやすい個所でもあります。
裾に、装飾用付属品といわれるトリムを付けると、さらに印象を変えてくれます。
トリム
トリムは、品揃えとテイストが充実したマナテックスアクセサリーから、選んで頂きました。
マナテックスアクセサリーから10種類ほど出ていて、
大粒のボール(2種類)と太目のテープ部で構成されたトリムを採用。
カーテンとの調和を考え、色と形にこだわって選びました。
タッセル
同じトリムを弓型タッセルにも取付しました。
エレガントなコーディネートに、おススメの提案です。
スタイルレース
レースカーテンにも、レース状のトリムを取り付け。
トリムは、中央と裾にL状に配して、タッセルで束ねてセッティングしたスタイルにしています。
専門用語でセンタークロストリム付と呼んでいます。
遮光裏地
カーテンには、遮光裏地を取付をしています。
裏地を付ける事で、遮光性 装飾性 断熱性 耐久性の向上につながります。
ベットカバー
ベットカバーも同生地で製作して、カバーリングさせて頂きました。
ここからは、
上飾りバランス用に天板の用意と、測定のこだわりを紹介します。
今案件において、考慮しなければならなかった個所として、エアコンとの干渉が有りました。
エアコンが窓にかぶって取り付けられ、窓枠上とエアコンとの空いたスペースが80㎜と限られ、更に風向調整ウィングが垂直に下がります。
天板
メーカーから発売のレールでは、干渉してしまうので、天板を使用して上飾りバランス用レールを作りました。
天板は、エアコンの風向調整ウィングにも干渉しないサイズに加工、専用のLアングルで固定しています。
この方法は、昔は良く採用していました。
天板は、幅や奥行カットして自由にサイズを作る事ができるので、今回のようなケースに活用できます。
測定器
今回の天板の取付高さ測定に、伸縮スケールを使いました。
巻尺スケールのように毎回伸ばす作業が要らなく、測定精度が保てます。
作業性も良くこの伸縮スケールは使えそうです。
タッセル金具の取付位置をマークするのにも、重宝しそうです。
以上、寝室をシックでエレガントに演出した、カーテンコーディネートの事例紹介でした。