吹き抜けの寒さ対策に、天幕カーテンが好評です。
寒くなると問い合わせが急に増えます。
天幕カーテンは、空気の対流を防ぎます。
空気の対流とは、部屋で暖まった空気が上階にあがり、その同じ量の寒気が部屋に押し寄せてくる現象。
上階廊下と繋がっている場合だと、暖気はさらに上がり(逃げる)、押し寄せる冷気も増えます。
お部屋は一向に暖まらなく、寒いお部屋となります。
階段と繋がっている、玄関と近い、窓が多い間取りも、冷気が流れ込むことになり、寒い部屋となります。
高気密・高断熱の家では、そもそも家中の温度差が生まれない・外気の流出入が少ないおかげで、吹き抜けが有っても、寒い部屋とはならないと思います。
今回のお家は、リビングにある吹き抜けで、開口は6畳(2600×3500㎜)ほどのサイズ、2階廊下と繋がる間取りです。
玄関と近く、掃き出し窓が多いリビングです。
築5年ほど経ちますが、「とにかく寒くて居られない」との事でした。
開閉の操作方式は、紐引き式とバトン式があります。
打合せの結果、バトン式を採用頂きました。
レールシステムは、中型レールの部品とプルーレ、ロールスクリーンのウェイトバーを利用して、独自に作っています。
幕体は、レールに入れ込むだけの状態にセッティングして、現場に持ち込みます。
現場での省作業化をする事で、取付パフォーマンスを高めるようにしています。
幕体に使用する生地は、採光拡散タイプのレース。
閉じても明るさをキープして、レースなので圧迫感もありません。
織目が詰まって、空気を通しにくいレースです。
この生地で、ほとんど採用を頂いています。
バーの間隔やウェーブの具合は、過去の事例で培った数値でやってます。
取付完了後に、お客様に開閉操作をして頂きます。
「軽ーい」と感想を頂きました。
当店のバトン式は、開閉のスムーズさが売りです。
これで寒さ軽減を実感できる事と思います。
採寸・取付・アフターまで全て当店で一貫対応して動きます。
訪問出来る範囲内で、受注させて頂いてます。
通販は基本行っていません。
天幕カーテンは、納期が受注を頂いてから3週間程かかります。
商品化されていないので、販売するお店は少なく、
「すごく探しました。やってくれるお店ないんですね。近くで良かった」とのことでした。