ダイニング窓の吊り替えの事例紹介です。
新築時に成り行きでカーテンを選んでしまったので、吊り替えではこだわりたい!というお客様。
2年前に、ピアノ室の吊り替えをさせて頂いています。
上飾りバランス(ボールフレンジ付)で、ピアノ室がこんなに変身!before after
今回も、エレガントな雰囲気の生地をお探しでした。
スタイルは、ピアノ室と同様のバランス付を採用頂きました。
打合せの中で、
「このダイニングは、夏は大変暑いのです!
間取りと家の造りがコンクリートなので、しょうがないですが・・・」
とおっしゃっていました。
カーテンで出来る対策として、
・レースは遮熱タイプにする
・カーテンは裏地を付ける
を前回同様に施して、さらにプラスの提案として、
・バランスカバートップ
を追加させて頂きました。
従来のバランスレールは、
・角型ネクスティの上に付ける
・カーブセルフィとのトリプル付け
がありますが、
どちらもトップ部分が空いているので、光漏れやそこから暖気・冷気の流入が起きてしまいます。
今回は、省エネ対策としてオプション発売されている、ニューバランスカバーセット(TOSO製)がありましたので、採用しました。
このレールセットは、ご覧のようにトップ部分を茶色いカバーが隙間なく覆い、光や空気の流入を遮ります。
光漏れが軽減されますので、遮光性も増します。
バランス幅を10㎜単位でオーダーする受注生産となります。
既存レールより10㎝程上に、下地のある上限に設置しました。
このレールは、初めての取付になりますので、
事前に店で梱包から出して、大まかなセットと角型ネクスティはカットし、手順を把握して現場に挑みます。
コーナー金具といって、バランスをサポートするための金具も、追加で付けています。
両袖に付けることで、生地のたわみを軽減する役目になります。
縫製は、メーカー指示に準じて行っています。
バランスのサイズと柄出しは、柄のリピートと窓サイズを考慮して、こちらで決めました。
前回同様柄だしは、お任せ頂いています。
取付位置220㎝でバランス丈25㎝(フレンジ含まず)にしました。
気を付けているのは、トップがボリューム不足にならない事です。
これは好みで正解はありませんが、欧米の事例を参考にしています。
レースは、アスワンE9225
帝人フロンティアの「涼しやΩ」使用のレースで、透け感がありながら、高い遮熱性を得られます。
また、ミラーレース特有の裏面ギラギラ感がなく、ナチュラルで優しい風合いの生地です。
カーテンに裏地を付ると、生地と生地の間に空気層を作り、断熱性を上げます。
カーテンは、スミノエD4160
ミラショーンデザインの芍薬を高密ジャガードで仕上げた生地。
遮光2級裏地を使用しましたので、遮光性もあります。
バランスと同じフレンジを縁に付けた、弓型タッセルを作りました。
形が弓型となっていてるのは、束ねた時にカーテンにしわを寄せない様にするためものです。
バランスと繋がりアクセント効果もあります。
以上、バランスレールにカバートップで覆うオプションセットの採用で、光漏れを抑え省エネ効果を高めた事例紹介でした。
ご参考になさって下さい。