ミサワホームで新築されたお客様のカーテンの相談を受けました。
「蔵のある家」シリーズで、リビングの天井高が3100㎜もあります。
天井ボックスから窓周り商品を付ける事になっています。
ハウスメーカーからの提案は、バーチカル(縦型)ブラインドの一択であったようです。
「バーチカル(縦型)ブラインドも良いけど、カーテンの総合力(装飾性・利便性・耐久性)もありますよ」と伝えしたら、
「説明してもらったカーテンもイイなぁと思えてきました」と再来店されました。
ショールームへもご案内して、
ドレープ:カレイド/M1 マナテックス収録
レース:FA1830/NW STORY収録
を採用頂きました。
当店でも良く提案する、無地調のドレープとレースの組み合わせ。
適度な艶と滑らかなドレープ性のある生地です。
採用のレースは、生地幅300㎝。
通常、生地をヨコ使いにして仕立てますが、今回、天井高が高く生地が足りません。
生地をタテ使いにすれば、幅2900㎜両開までなら、2倍ヒダで仕立てる事が出来ます。
製作幅2700㎜でしたので、約2.2倍ヒダを取る事が出来まして、納めました。
高さのある窓の、シームレス(繋ぎ目無し)レースは、さすがにきれいです。
近くで見たら、滑らかな風合いがより感じられます。
打合せの中で、今後のエアコンの取り替えで、サイズや位置が変わった場合は、
「カーテンの位置はどうなる?」となりました。
レールをエアコンに合わせてカットするのではなくて、
「定尺(2730㎜)のまま付けて、余分を中間ストッパーで止めときましょう」と提案しました。
右側にも中間ストッパーを付けてあります。
エアコン側と同じ出幅にすれば、
窓に対してカーテンを左右対称に吊る事も可能です。
ドレープは、現在欠品中(7月初め入荷予定)で、ご迷惑をおかけしています。
このブログを書いている途中に、輸入代理店マナトレーディングから先行入荷が入ったと連絡が有りました。
予定より早くお届けできそうです。
追記
入荷待ちのドレープ カレイド/M1が仕上がり、後日納入させて頂きました。
タッチング(カーテン丈が床に擦る)を施しました。
カーテン丈が床に当たり裾部分に表情が生まれます。
裾も含めてのスタイリングと称され、欧米のカーテンでは良く見かけます。
シャンブレー(玉虫)効果のある生地です。
ヒダウェーブの山の所と谷の所では、色や光沢感が変わって見える、美しいカーテンです。