住宅の省エネ基準義務化が叫ばれる中、断熱に特化した工務店さんが増え、また、家の断熱に関心を寄せる方も増えています。
「今まで住んでいた家がとにかく寒かった!」というお客様。
断熱にこだわった家を建てられ、窓周りの相談を受けました。
断熱を上げるには家の気密性を上げるのが必須であるようです。
窓は隙間が多く生まれる場所と言われています。
そこで、断熱にこだわった住宅の窓は、一般的な引き違いを減らして、片開きでハンドルでしっかる閉める窓を多用します。
お客様のお家も、全てこのタイプの窓となっていました。
リビングに掃き出し窓が1か所、他すべてが腰高窓です。
腰高窓は、すべて天井から付いていました。
内開き、かつ天井から付いていると、シェードやスクリーンを巻き上げて窓を開けたら、干渉してしまいます。
現調した結果、カーテンレール分のスペースはありましたので、
カーテンレールの中でも薄くミニマムなシエロミニを天付けして、カーテンを取り付ける事にしました。
玄関の北窓
視線をさほど気にする窓ではないので、レースカーテンを一枚吊りです。
片右寄せで、吊元はヒダを取らないフラット仕立てをしています。
サニタリーの北窓
玄関と同じレースの色違いを採用。
この窓の幅は745㎜です。
生地そのままをフラット仕立てにすると、ウェーブの波が大きすぎてしまいます。
生地の幅を落として調整しています。
採用生地はコカゲ(積水ナノコートテクノロジー社)
2階洋室の北窓
絵羽のエレガンスクラシックレースは、2倍ひだが似合います。
3つ山ひだで仕立てています。
リビングの掃き出しは、フィックスと内開きの組み合わせ窓となっています。
窓枠内にシェードやスクリーンを付けたいところですが、内開き用の大きなハンドルがあり、干渉してしまいます。
窓は天井下30㎝の所からでしたので、シェードやスクリーンの設置スペースはあります。
今回、3D調光ロールスクリーンFUGAを天付けで取り付けました。
幅1800×高2400㎜×2台をトン付けして取付しています。
スクリーンが2台天井から連なることで、「窓が大きく見える」「部屋が広く感じる」などの感想を頂きます。
採用の3D調光ロールスクリーンFUGAは、AC(アドバンスコレクション)のグレージュ色です。
写真をクリックすると、紹介記事へリンクします。
AC(アドバンスコレクション)は、スラットサイズが若干大きくなり、網目が粗い透けるレースとなっています。
ループコードの操作位置は中央寄せ(左製品は右操作、右製品は左操作)にしています。
移動することなく2台を操作できる利便性が有り、こちらを採用頂きました。