マンションのリビング窓に付けた、シェードの修理を行いました。
11年前(2010年11月)に当店で付けたシェードです。
付けたシェードは、当時、窓のリフォームで内窓を付けた際(業者さんによる)
内窓の枠にLアングルを付け、勘考して設置したものです。
レースも同じLアングルにカーテンレールを付けて、横引きに仕立てました。
シェードの不具合は、幕体が上がらなくなったようです。
頂いた写真から、昇降コード切れの状態と
サイドキャップが外れ、シャフトやマジックテープがずれて外に出た状態が見受けられます。
ベランダへの出入りや日差しの加減をよくされ、上げ下げを頻繁にするそうです。
操作の力の弾みで、サイドキャップが緩み、外れたのでしょう。
訪問して調べましたら、シャフトが外に出た状態で引っ張ったのか、曲がっていました。
曲がりを戻しても真っ直ぐになりません。
それによりスムーズに上げ下げできないと分かりました。
重症のケースです。
こうなった場合の修理は、レールの全交換しかありません。
一度、本体を引き上げさせて頂き、修理は店内で行うことにしました。
レールは、TOSO製クリエティドラムを使用しています。同じものをキットで注文します。
店内で組み立てを行います。
もう何十台と組み立てをやっています。
リングやコードアジャスターが無くなっていれば、補充を行います。
本体を天井まで吊り、上げ下げのチェックと調整を行います。
修理を完成させ、取付をしてきました。
商品のオーダー履歴は、すべて保管しています。
商品を把握できますので、修理を行う場合は迅速に対応できます。
販売者責任において、誠意をもって行っています。
取付完了後に、お客様から
数年後に、大幅リフォームを計画されているそうで、
「その際は、またよろしくお願いします」とおっしゃってくださいました。
今回のような修理のブログを紹介すると、修理のお問い合わせが増えます。
他店購入品の場合は、前情報(商品・仕様・縫製)を把握できないケースが多く、
現在お断りをしています。
そして、生地の破れやマジックテープ劣化は、もう新規取り替えへ検討です。