クリニックの玄関奥の風除室(吹き抜けあり)に、天幕カーテンを取り付けた事例紹介です。
吹き抜けは2階の廊下及び施設と繋がっていて、玄関ドアが開く度に2階施設内に、暖気・冷気が吹き込み、
空調機器に不便(著しい結露)が起きて、悩まれていました。
「エアカーテン」設置を検討されたが、スペース・費用的に合わず、吹く抜けを塞ぐ水平型カーテンが妥当ではと、
「天幕カーテン」設置のご用命を頂きました。
現調すると、風除室のスペースは5畳程度、吹き抜けの開口サイズは幅2300×3100あり、
玄関(写真奥)は真北の方角に面しています。
玄関のドアが開く度に2階に吹き込む風量と風力は、担当者様からのお話も含め、相当なものと判断。
よって風力で天幕カーテンが捲れ上がる可能性を懸念して、丈夫さを考慮すべく、
使用生地は、厚地シャンタン地・ホワイト。操作は、安定的で耐久性のある紐引き式を提案しました。
また、外気の吹込みによる汚れを考慮して、防汚機能を付加した「エコキメラプラス」を幕体に塗布して、汚れ防止を施しました。
製作準備に3週間ほど頂き、外部職人さんと日程を調整して、昨日取付を完了してきました。
クリニック風除室の天幕カーテン・紐引き式事例
階段から見た風除室の天幕カーテン・紐引き式事例
今回は、紐引き式操作を採用しています。
天幕カーテンの開閉は、
ピンと張られた引き分け紐(テンションプーリー部品で固定)を、上下にスライドさせ操作します。
窓枠木部に付けたテンションプーリー
今回、テンションプーリー部品の固定位置を、窓枠木部を下地として使う都合上、
補助滑車を使用して、操作位置を移動しました。
補助滑車(横方向2個)使用、紐引き式操作取付
防汚機能を付加した「エコキメラプラス」の塗布作業は、専用のガンとコンプレッサー機材を用いて、事前に店内で行っています。
「エコキメラプラス」を幕体に塗布
取付における「養生」は大切な要素です。
取付を行う前に時間を作り、滞りなく養生シートを作業範囲に施します。
作業範囲に養生をする
心配性の性分なので、「傷を付けてしまった」では遅く、
「養生」の具合は、
現場やお客様への配慮の現れ
と思い、毎回気を使っています。