マンション高層階のリビング窓に、
天井直付けレールを取り付けました。
窓が天井まである窓周り構造で、
できるだけレールを目立たなくして、眺望を優先したいご要望でした。
当店で、
意匠性も含めて、天井直付けできるレール候補を挙げてみると
ネクスティ
シエロミニ
サイレントグリス6026
以上の3点となります。
ここで少し、
それぞれのレールの説明と、ランナーまでの高さ寸法も表記してみます。
ネクスティ
機能性レールの優等生といえるネクスティ
様々な場所に使えて、天井直付け・正面付けも出来、ラインナップも多い。
機能性一辺倒の角形レールより、断然デザイン性が良い
ランナーまでの高さ寸法は31㎜
シエロミニ
2年前にTOSOより発売され、
よりシンプルで、余分な形状を排除したミニマムデザインとして登場。
ランナーが滑車でなくスライドしていくタイプ。
特殊樹脂を使用していて、カーテン開閉の滑りが良く、音も静か。
ランナーまでの高さ寸法は24㎜
サイレントグリス製の6026
さらにコンパクトサイズで、
究極のミニマルデザインの天井直付レールといえる、サイレントグリス製の6026
レールの存在感を無くして、「カーテンが宙に浮いている」ようなイメージすらする。
ランナーまでの高さ寸法は、15㎜
こちらも、ランナーが滑車でなくスライドしていくタイプ。
特殊樹脂を使用して、カーテン開閉の滑りが良く、音も静か。
専用のビス(16㎜)のみを使用して設置
今回は、
できるだけレールを目立たなくする事なので、ネクスティは候補から外されました。
シエロミニとサイレントグリス6026の2択で、
サンプルを持ち寄り、採寸時に見て頂きました。
シエロミニ:レール高さ9㎜
サイレントグリス6026:レール高さ7.5㎜
究極のミニマルデザイン、サイレントグリス6026が、
一番レールを目立たなく、こだわって頂けるのですが、
下地調査をすると、
天井面から下地までの距離が25㎜でした。
ビスの長さが35㎜程度必要となり、専用のビス(16㎜)では設置が不可能です。
よって、シエロミニでの採用となりました。
昨日取付をしてきました。
等間隔に空けられたビス穴に、付属のビス(35㎜)を打ち、固定しています。
カーテンは、レースカーテンの一重吊りで、
スパンボイル・生成を吊りました。
見ていただきたいところは、レールと吊り元の部分
レールの高さが9㎜ほどなので、天井と一体して見えて、存在感が一般的なレールよりありません。
レースカーテン上部とレールとの隙間もほとんど無くみえます。
これによって、すっきりした印象となります。
ちなみに、
房掛け金具はクラシックな「ギャラリー」TOSO製を取り付け
照明のフレーム色と揃えるために、選びました。