部屋の使われ方や住まい方は、年齢と共に変わっていきますよね。
お子さんの小学校入学、独立 ご自身の定年 親御さんの介護など
その節目が訪れると、
お部屋は用途に合わせた設えに替わっていきます。
今回は、
玄関横の和室を、お母様のお部屋に変更する事になりました。
そこに介護用ベットを置きます。
この和室の窓は、障子が入っていました。
障子窓の部屋は、
「障子が半分しか開かないので暗い、開けると丸見えで暗くできない」
などのお声を良く頂きます。
寝起きする部屋としては、不便な窓となります。
このような時に、障子を外して、
カーテンとレースに取り替えたいご要望を頂きます。
カーテンとレースは全開全閉できるので、
外からの視線のカットや外光の調節を行えます。
取付は、
窓のすぐ横に片開き戸がありましたので、
障子がはまっていた「鴨居」の所にレールを取り付けました。
鴨居の凸部にブラケットをビス止めします。
そこが割れないように、キリで下穴を開けておきます。
ブラケットが固定出来たらレールをセットします。
鴨居に付けたので、窓すぐ横の片開き戸を開けてもレールやカーテンと干渉しません。
鴨居木部の色とレールの色を合わせています。
TOSO製 エリート/ライトウォーク色 天井ダブルブラケット付けにしています。
厚地カーテンは、レール側面が隠れるようにBフックです。
厚地カーテンを全閉すると、レールはすべて隠れます。
カーテン幅178㎝(レール幅より5%余裕)両開き 約2.5倍ヒダで仕立てました。
この窓近くにベットが置かれ、枕元も近くに位置します。
カーテンは、日差しを和らげ、冬の保温効果も高くなるので、身体への負担も少なくなりますね。
クラシック柄のグレー色で人気のカーテンです。
レースは、外から見えにくいタイプにこだわりました。
隣のリビング窓も同じレースを取り付けています。
採寸時に、お部屋内外からの透け感を確かめるため
サンプルを吊って「試着」をして選んで頂きました。
お家前の通りからの視線が結構気になる様子で、
一番透けにくいCを選択してくださいました。