吹き抜けの寒さ対策に、天幕カーテンを付けた事例紹介。
固定式タイプを取付ました。
固定式とは、
天幕の両側マジックテープをレール(ニューバランス)に付けて、張って固定するものです。
今回ご相談いただいたお家は、
リビング8畳部分すべてが吹き抜けになっている間取りです。
高窓が円形装飾窓と、意匠天井が施され
吹抜け部分が意匠性を放っていました。
開放感もあって良いのですが、
冬の寒さに10年悩んでいたそうです。
今回のように
8畳の開口を塞ぐ天幕カーテンとなると、使用部品のパイプバー(プルーレ)の長さが足りなく(3mまで)、
開閉するタイプは取り付けができません。
固定式で取り付けを行いました。
施工方法は、
レール(ニューバランス)を南北の壁に、
下地を確認して、しっかり水平を得た寸法で、取付付けます。
レールは下でジョイントを行い、ブラケットにセッティングしています。
天幕カーテンは、
片方のマジックテープ側をレールに圧着して、
もう片方を、張りながら丁寧につけていきます。
2人以上の作業になります。
せっかくの
意匠性のある吹き抜け空間を、天幕カーテンで見えなくなるのは、少し気が引ける
とのご要望で、
透け感のある生地を探して、提案しています。
サブレボイル(生地の名称)といって、
霜降り柄の薄手ボイル生地を採用していただきました。
適度な透け感と適度な遮蔽性=対流を防ぐ が得られる生地です。
天幕カーテンの仕上げ寸法ですが、
幅寸法に少し余裕をもったほうが良いです。
幅開口にぴったりの寸法ですと、天幕と壁とに隙間が生じてしまいます。
1㎝長く仕立てましたので、隙間がほとんど生じていませんでした。
今回のこだわりです。
施工を重ねるたびに、いろいろ改善点が出てくるものです。