12月になりました。
11月初旬から
吹き抜けの寒さ対策に関する問い合わせを、多くいただいています。
吹き抜けの大きさや間取りが様々ある事が、
問い合わせをいただく度に感じます。
今回のケースは、
吹き抜けの開口は78×170㎝で、そこに階段が繋がる間取りでした。
この付近に、ソファーが置かれリビングスペースとなっています。
吹き抜けは小さいのですが、
階段と2階廊下へと繋がる、家中の風通しが良いお家になります。
エアコンや床暖房を付けても、
暖められた暖気は2階に逃げていく、典型的なパターンです。
吹き抜けには、天幕カーテンの固定式を設置して、
階段には横引カーテンを付けて、
寒さ対策を講じることになりました。
固定式とは、
天幕の両側マジックテープをレール(ニューバランス)に付けて、張って固定するもの。
簡易的な方法で、当店で固定式と呼んでいます。
天幕カーテンの生地は、毎回おススメしている
採光拡散レースでお仕立て。
ひかりを採り入れて、空気の対流を塞ぎます。
横引カーテンは、シャンタン生地で、お互に近い色で合わせています。
シャンタン生地は、強度と重みのある生地を提案しました。
設置が終わった状態を見ると、たいしたこと無いと思われますが、
天幕と横引きカーテンのレールの位置など、確認事項が多くありました。
今回気を配ってた点は、梁を隠して、
隙間なく天幕とカーテンで塞ぐ方法。
それにより、
天幕と横引きカーテンが、一体化の様相になりました。
見栄えも大切な要素と考えています。
天幕カーテンは、圧迫感がない印象です。
取り付けが終わり雑談中に、宅配便の来訪者があり、
リビングドアが開いた状態で、
お客様が、玄関扉を開けたら、
冷気が流入して、
天幕カーテンが一気に押し上がりました。
これは、冷気の流入によって、
軽い暖気が2階に逃げるのを、
しっかり塞いでいる事になっています。
後日、お客様からメールをいただきました。
先日は取り付けありがとうございました。
あれからエアコンをつけなくても床暖房だけで充分暖かくなり、とても快適に部屋で過ごせるようになりました。お願いして本当によかったです。ありがとうございました。