ウィリアムモリスのカーテンを納めてきました。
以前、ウィリアムモリスのARBYRNS(アービュータス)という生地を、アップダウンシェードで取り付けたお客様から、
セカンドハウスのカーテンの御用命をいただきました。
以前の施工事例は↓
開放感が得られるアップダウンシェード(ダブル)
柄選びで、5.6種類のカタログをご覧になったのですが、
モリスの、このデザインに心癒されるんです!と
今回もウィリアムモリスの生地を採用いただきました。
このデザインは、木立に実る果実や花々と鳥の様子が描かれ
滲んだ色合いの背景を
麻綿混素材の生地にプリントで表現されています。
2019年発売のMELSETTER(メルセッター)コレクションの巻頭を飾る生地で、
このコレクションは、
次女メイモリスが創作活動をした場所メルセッターハウスのために作られた刺繍作品から
インスピレーションを受けたもの
モリスの魅力を満載した、
自然の生命をパターンにした生地と言えます。
「やっぱりこの生地は癒されます!」とのお言葉でした。
画:BOOKサンプル
画像では伝わりにくいですが、
麻綿混の自然素材なので、豊かで優しい雰囲気に包まれます。
「ぐっすり眠りたいんです!」というご要望もあり、
完全遮光の裏地を付けることになりました。
裏面にアクリルコーティングされた遮光裏地(遮光1級A++)なので、暗さにこだわった仕様です。
裏地選びは、カーテンと同じ収縮率の生地をオススメするのですが、
遮光で自然素材の裏地はないので、今回は化繊の裏地を採用しています。
今までも、自然素材カーテンに化繊のポリエステル裏地をつけたこともあり、
経過を観測したら不具合もないことなのでそうしました。
カーテンと裏地のどちらも水洗い不可で、ドライクリーニングの扱いになります。
晴天の午後2時に取り付け、照明を付けた状態を撮っています。
マンション4階 東窓
しっかり外光を遮っています。
生地からは光をまったく通していないレベルで、
レール上部や左右からは多少外光が回って入ってきていますが、
お部屋はかなり暗くすることが出来て、ご要望をクリアして、
お客様は満足の様子でした。
カーテンのヒダ率は、1.5倍ひだ
この生地は、1.5倍ひだくらいが妥当の仕立てだと思います。
柄が程よく綺麗に見えています。
南西窓
柄取りといって、柄のどの部分がカーテンに出るかを指示して仕立てています。
木立の上部がカーテントップに位置するように、3窓とも揃えています。
南窓
「柄が揃っている!」とお客様も気づいていただきました。