ハニカムスクリーン・上下コードレスを取り付けました。
取付をした場所は、リビングの掃き出しのフィックス(はめ殺し)窓です。
この窓は、「借景窓」としていて、ソファに座りながら、庭と隣接する公園の樹木を見る事ができます。
スクリーンの上部も開くスタイルを採用頂いたことで、景色を楽しみながら、視線や光のコントロールも出来ます。
非常に合理的なスタイルで、購入者からも評判が良いです。
スクリーンは、窓枠内に設置しました。
スクリーンが枠内に納まり、すっきり邪魔にならない理由からです。
お子さんが元気に走り回るとのことでしたので、尚更そうしています。
今回は、スクリーンを窓枠内に設置する場合の、取付条件をまとめてみました。
採寸時の注意点として、ご参考になればと思いシェアします。
窓枠内に設置の場合の取付条件
条件1
内開き窓・網戸は避けてください。(設置できません)
内側(部屋側)に開く窓や、内側(部屋側)に開く網戸は、
高気密・高断熱を謳う工務店さんが建てる家に、たまに採用されています。
このケースは、当然ながらスクリーンと干渉してしまいますので設置はできません。
画:内開き窓
画:内開き網戸
条件2
障害物など干渉する物が無いこと
以下のような物が無いことをしっかり確認すること。
・窓開閉するハンドル・クランク
・セキュリティセンサー
・網戸収納仕組み
これらの物が有ると、スクリーンの取付や動作へ干渉してしまいます。
このケース(一つでも有る)も、スクリーンと干渉しますので設置はできません。
画:窓枠内の干渉物
条件3
下地があること
窓枠の天付け面に下地があるかどうかも確認が必要。
木製の窓枠や枠がクロス巻きで木下地の場合は、問題なく取付出来ます。
店舗の窓枠では、金属製の窓枠や軽天下地もありますが、こちらも大丈夫です。
奥行の広い窓枠で、真ん中部分に下地がない場合があります。
そのときはその位置を避けての取付が必要です。
画:窓枠天付け面の下地
忘れがちな干渉物、巾木
忘れがちな干渉物として、巾木があります。
掃き出し窓には、床と壁に接する部材「巾木」が取り付けられいることが多く、
窓枠から両側5mm~10mm程、内側に入っています。
窓枠の下部なので、忘れがちな干渉物になります。
スクリーンのボトムレールが「巾木」に干渉しないサイズを考慮して、商品寸法を決めることが必要です。
これを忘れてしまうと、ボトムレールが巾木に当たって床までスクリーンが下りない事になるかもです。
写真:巾木とボトムレール
窓枠の歪みで設置できない
窓枠の歪みで設置できない場合も、レアケースで起こります。
幅・高さともに、左右中・上中下の3ヶ所の採寸して、最小の寸法にて、商品寸法を決めます。
そうしないと、窓枠の歪みで、商品がはまらない・窓枠に当たって動作しない事にもあります。
断熱性を求めるハニカムスクリーンは、窓枠と商品の隙間を少なくするようにしていて、
隙間は片側で3mm程度を推奨しています。
よって、前述した3ヶ所を採寸を基本に、しっかり採寸する必要があります。
採寸時の注意点として、ご参考になさってください。