17年前に当店で納めたレースカーテンを吊り替えました。
応接間の幅270×高220㎝と
リビング幅270×高220㎝の2窓です。
応接の窓は、
裾近くにボーダー状のデザインがあるドイツ製のレース
リビングの窓には、
無地調のサブレボイルレースを納めていました。
17年経ち、劣化と黒ずみが現れてきたという事で、ご来店頂きました。
当時のオーダー履歴は保管してありまして、
五十音順でファイリングキャビネットにファイルされ、1.2分でオーダー履歴は出てきます。
「おー すごい」と驚いてくれる方もいらっしゃいます。
今どきなら、データで保存してタブレット表示でしょうが、
過去情報の入力の手間と使う頻度を考えると、この方法でも良いかなと思っています。
採寸に来てもらう(訪問する)時間と手間が、双方で省けることと、
サイズや商品の前情報があっての商談は、お店側としては大変役立っています。
改めての採寸は無しで受注しています。
今回は、刺繍レースを納めました。
花柄刺繍で使われている糸が、ドレープカーテンの色と同じベージュピンク
であることが、このレースを採用した決め手
伸びやかなデザインも幅270×高220㎝の窓に映えています。
2窓が横並びに位置するので、今回は同柄で揃えました。
「(今までより)もっと透けてもいい」
「もっと明るくして庭も見えたい」とのご要望を受け、
ある程度の透け感があるタイプを探しての提案でした。
五洋インテックスのIH525(サントネ)・トルコ製
この刺繍レースは、五洋インテックスの中でもエレガンステイストで人気で、
10年以上継続しています。
五洋インテックス社は、今回のように使える(提案できる)エレガンスやクラシックテイストの生地を他にも持っていまして、
無くてはならない会社だと思っています。
この度新社長を迎え、役員も一新したと聞きます。
「本業への回帰」「業績の回復」との記述がありました(HPの社長あいさつ)
新体制のもと今後も魅力ある生地提供を願っています。
17年前に同時に納めたドレープ(厚地)カーテンは、
驚いたことに、
生地のへたりや色落ちがまったく見受けられない状態でした。
川島織物セルコン FF1183(プルケル・旧ウルビノ)
今でも継続している柄です。
日差しや通風にさらされる南側掃き出し窓で、
17年経ても、こんなにきれいな状態は驚きです。
毎年1回は洗濯をしている事が、この状態をキープしているのかもしれません。
「なんともなって無いでしょう! こういうのはいいね」と
17年使っていて大変満足の様子でした。
満足度の高い為にリピート注文に繋がり、今回納めたレースの見栄えにまた満足頂けました。
「一緒にお願いすれば良かったのかもですが、
この窓も同じレースで吊り替えお願いしたい」と追加の流れになりました。
ダイニングの1間腰窓のダブルシェード
今まで使っていた前幕(厚地)を再利用して、レースのスカラップ柄を活かした仕様のダブルシェード。
イレギュラーオーダーですが、
このような流れでの追加注文は、俄然張り切ってしまうものです。