1階西側にある和室
既存の木製ブラインドの劣化に伴い、ハニカムスクリーンへ吊り替えをしました。
西日が強く、暑さ対策とコンパクトで調光もしたいご要望から、ハニカムスクリーンを採用して頂きました。
和室には、半間腰窓(幅95×高140㎝)が2窓あり、
南窓と西窓に、木製ブラインドが正面付で付いていました。
暑さ対策に大変効果があるハニカムスクリーンで、
その中も遮光タイプを選択しています。
そして、遮光生地にレース生地を追加した、
2種類の生地が切り替えることが出来るツインタイプでもあります。
昼間はレース生地を下ろして、柔らかな採光調節が行えます。
レースカーテンと同じような効果ですが、
レースと遮光の上下の加減で、お部屋の明るさや外からの視線など調整の幅が広がります。
今回、遮熱性を高めるため、セルの断面が2重構造になったダブルハニカムセルにしています。
1重構造より空気層を2重につくることで、遮熱や冬場の断熱効果も高いといわれています。
NORMAN製のレース生地は透過性が高く、
ホワイト・デザイン・ブラックの3種類ラインナップされていまして、
どれも抜けるような透明感があります。
その中でも、ブラックは一番透明感が高いので、外の景色を眺めることが出来ます。
ハニカムスクリーンの操作方式には、
ループコード式・コード式・コードレス式・電動式・スマートフィット式
の5種類を用意して、利用状況に応じて選ぶことが出来ます。
人気なのがコードレス式です。
コード類が無いので、安全に昇降操作も直感的にできるので、好評の操作方式となっています。
遮熱効果を調べるために、
取り付け後の窓付近を、サーモカメラで撮影を試みました。
令和2年7月18日午前11時
天気曇り 気温25℃
画像内にある3個のカーソルは、
ホットポイント(赤)コールドポイント(緑)セントラルポイント(白)で示され、
各々の表面温度が表示されました。
下の画像は、可視光時の状態を映したものです。
こちらも各々のカーソルポイントに表面温度が表示され、
サーモ画像とは若干の温度の差を計測しました。
温度を見ると、スクリーン中央部分は23.5℃
右下のスクリーンと窓の隙間部分の温度は24.1℃でした。
左下は壁とスクリーンが重なる部分で23℃の結果。
気温は25℃でしたので、温度差は-2℃~-0.9℃となりました。
この日は梅雨時のどんよりした曇り空での撮影でした。
やはり、ハニカムスクリーンがどれだけの遮熱できるかの温度試験は、
晴天時のほうが適しています。
今度、撮影のタイミングを晴天時にして、温度差の現れ方を検証してみたいと思います。
使用したサーモカメラは、
アマゾンカスタマーレビューで評価が高いモデル、鮮明な熱画像を表示してくれます。