カーテンレールの「取り付け位置を高く」することで印象が変わる。

カーテンレールの事は、普段あまり意識していないかもしれませんが、
種類や色、そして取付位置によって印象が変わるインテリアアイテムなのです。

ご家庭に付いているカーテンレールは、どんなタイプでどの位置に付いているでしょうか。

カーテンを選ぶときに、あまり気にすることなく選び、取り付け位置などもお任せだった人も多いのでは。

一度付けてしまえば、カーテンは吊り替えしても、カーテンレールはなかなか取り換えないものかもしれません。
なので、一度意識を向けてほしいと思います

今回は、取り付け位置に関して紹介します。

カーテンレールを高い位置に付けることで、窓が大きく見えお部屋も広くかんじる。

事例で紹介します。

ダイニングに、幅180×高210㎝(南側)と幅150×高120㎝(東側)の2窓があります。
18年前の新築時に付けたウッドレールが付いていました。
カーテンレールの取り付け位置

カーテンの吊り替えと同時に、このウッドレールの取り換えの依頼も頂きました。

カーテンレールを、天井近くの高い位置に付けることをご提案しました。

「カーテンレールが天井近くに付くと、窓が大きく見えます、お部屋も広く感じます」と説明したところ
ご提案を快く受け入れてくださいました。

今までのウッドレールは、窓上すぐの所に取り付けてありました。
ウッドカーテンレールの取り付け位置

取り付けできる可能な限り高い位置で、床から235㎝(ビス)に付けました。

取付に関して、事前に下地を確認をしていまして、
窓の両側にある間柱にビスを利かし、ブラケット金具を固定しています。

アイアンレールと取付位置

 

今回は、カーテンと照明との繋がりを考えアイアンタイプを選定しています。

カーテンレ―ルは天井近く(今までより20㎝高い位置)に付けられることで、カーテンも天井近くから吊られます。

カーテンレールの取付位置

カーテンが天井近くから付けられることで、窓が大きく見える事に繋がっています。

その理由は、視線が今までより上部へ導くことによるからです。

今回は、アイアンレールのブラック色がアクセントになっている効果もあります。
カーテンレールの取付位置

窓が大きく見えることで、お部屋も広く感じられます。ここをもう少し説明します。

カーテンレールの取付位置

ホテルの客室を思い浮かべください。
天井から床まで吊られたカーテンを見受けられますが、お部屋の広さの割に広く感じることはないでしょうか。

視線が床から天井(隅から隅)までにスーッと導かれることで、お部屋も広く感じて居心地まで良くしてしまうから不思議です。

でも家庭のお部屋では、
エアコンなどの干渉物がある、下地が無くて窓上しか付けることが出来ない、取り外しの時に面倒、などの理由も見受けられ、

現実化は限られます。

またせっかくカーテンレールを高く付けられるなら、お部屋全体の調和やバランスにも関心が向かいます。

効果を上げるには、当然内装や他アイテムとのコーディネートも大切になります。

今回のコーディネートは、カーテンをリネンライク生地を中心としたナチュラルなイメージで、
黒のアイアン素材をアクセントにした「ナチュラル・モダンなインテリア」

方向性が明確でまとまりのある事例となりました。

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