出窓は、スタイルカーテンやバルーンシェードをよく付けた
20年以上前には、新築に当たり前にあった出窓、必ず1窓はあったように思う。
出窓は、屋内外から目立つ存在で、デザイン性のあるレースカーテンをよく付けました。
レースカーテンの裾が型どられ、そこにフリルやトリムを付けた、スタイルカーテン
昇降コードで裾をたくし上げ、ラウンド型にスタイルする、バルーンシェード
などがありました。
それらの吊り替えのお仕事は、今でも一定数あります。
バルーンシェードからスタイルカーテンへ
今回は、台形出窓とボウウィンドウ窓の2箇所を吊り替えをしました。
いずれも、今までバルーンシェードを取り付けていましたが、スタイルカーテンへ変更しております。
それは、バルーンシェードは生地のたわみがエレガントさを増すスタイルですが、
洗濯時に、生地裏にある昇降コードの取り外しに、手間がかかる。
一方スタイルカーテンには、昇降コードが無いので、取り外しが楽よね!という面があります。
今回、メンテナンス性を優先しました。
既存のバルーンシェードのレールを使う
既存のバルーンシェードのレールをそのまま使い、吊り元にマジックテープを付けた縫製にすれば
- レールを付け替えしなくて済む
- 取り外しも楽になる
メリットがありますので、オススメさせて頂きました。
台形出窓の施工事例の紹介
今まで付いていた、バルーンシェードの生地を取り外して、レールはそのまま使います。
画:既存の台形型バルーンシェードのレール
今回のスタイルカーテンは、通常の吊り元にフックを差し込むのではなく、
吊り元裏側の最上部に、マジックテープを縫い付けました。
画:スタイルカーテンの吊り元の裏側にマジックテープ付き
取り付けは、レール側面のマジックテープ(オス側)に押し付けて、密着させれば取り付けは簡単です。
画:スタイルカーテンの吊り元マジックテープ仕様の取付
数分もあれば、きれいに付ける事ができます。
取り付けが完了した全体の模様です。
スタイルカーテンのスカラップW型と呼んでいるスタイル
4つのウェーブの裾が棚近くまで型どられ、4均等割り付けにしたスタイル
スカラップとは裾のウェーブが貝殻の形に似てるから
他に、M型といって、中央が空いている型。S型といって、その変形の型などがあります。
フリル幅を15cm、ウェーブのくびれは全丈の15%としています。
これらはおまかせ頂いたので、一般的な仕様で、我々の加工所で縫製しています。
ボウウィンドウ窓の施工事例の紹介
ボウウィンドウ窓も、今まで付いていた、バルーンシェードの生地を取り外して、レールはそのまま使います。
このスタイルカーテンは、吊り元をギャザーひだを使います。
裏側がマジックテープにもなっている特殊なタイプを縫い付けました。
ギャザーの幅が9cmで装飾性があります。
この窓は、バルーンシェードの生地のたわみが欲しいなぁ!というご要望を頂いていました。
昇降はまったくしない!という事でしたので、
それなら生地裏のリングテープをリングで止めた「バルーンシェードもどき」を付けることになりました。
要は、バルーンシェードの縫製で、昇降コードを使わず、リングで留めてたくしあげています。
画:ボウウィンドウにバルーンシェードもどき
操作チェーンによる昇降はできませんが、生地裏のリングの留める位置を変えれば、今より上部にたくし上げる事ができます。
以上、台形出窓の、バルーンシェードから「スタイルカーテン・スカラップW型」
ボウウィンドウ窓の、バルーンシェードから「バルーンシェードもどき」の施工事例紹介でした。
当店はキャッシュレス還元事業の対象店です。