所属するインテリアスタイリングプロのセミナー参加
私が所属している勉強会「インテリアスタイルングプロ」のセミナーに、参加してきました。
2月は恒例となっている、会員である森さんのパリのホテル視察と、
越川さんのハイムテキスタイル&メゾンエオブジェ視察を、仕事に役立つ内容でまとめたインテリアトレンドセミナー。
パナソニック汐留ビルで行われました。
オープン参加で100名を超える人が、真剣に拝聴していました。
業界事情や展示会のあり方も進化する昨今、内容を聞き逃さないと私も真剣でした。
インテリアトレンドセミナー2020
講師:森さん「最新パリ・ホテル視察」
厳選したパリの6つの最新ホテルの現地視察の模様を、写真盛だくさんで紹介されていた。
「MAMA SHELTERWEST」
話題のデザイナーズホテルから、ネクストジェネレーションの動向を知れて新鮮だった。
「COUR DES VOSGES」
古い歴史的建造物をホテルへと再生した様子が、事例で紹介され貴重でした。
「J.K.PLACE PARIS」
パリに初進出した人気のイタリアブランドのホテルの紹介
イタリア家具と骨董品の調和が、すごく洗練されたインテリとなっていた。
多くのデザイン受賞歴のある森さんならではの審美眼で見た、パリのホテルのインテリアトレンドの紹介。
なかなか見ることのできない、パリの最新ホテルのインテリアを知ることが出来た、有意義な時間でした。
講師:越川さん「身につく最旬ヨーロッパトレンド2020」
ハイムテキスタイルの今年のテーマは、「WHERE I BELONG(自分は何に属するか)」
根底に有る流れとしての解説から始まった。
これからの中心世代となるミレニアム世代(24~39歳)の割合が増えてきていて、
消費傾向が大きく変わらざるおえない中、それらの世代の価値観は、所有欲がなく、倹約志向である。
その中で、
- 「意義」を尊重するという傾向がある
- 「ストーリーに共感できるか」を重視する
という価値観があり、大切にしていくポイントと思った。
また、性別、職業を超えた部族(コミュニティとも言えるのか)を重視するらしい。
オンラインサロンの盛り上がりなどが、そうなのかもしれない。
実際のトレンドは5つのワードが出てきた。
その中で一番大きなトレンドは、「MULTI LOCAL(マルチローカル)」
多様な文化という意味で、多国籍なデザインということでした。
以下のワードの説明へと続いた。
「MAXIMUM GIAM(最大の魅惑)」
「HERITAGE LUX(歴史を受け継ぐ贅沢)」
「ACTIV URBAN(活動的な都市)」
「PURE SPIRITUAL(純粋な精神)」
各エディターブランドの紹介では、全体的にラグジュアリーの傾向の生地となっています。
具体的には、プリント生地が環境負荷減少の観点から織りや刺繍へ、移行してきたそうです。
数年前からのトレンドも、多少変化しながら続いていて、
- べルベット生地
- シャネルツイード生地
- サファリ・アニマル柄
- トロピカル柄
などがそれのあたります。
各エディタブランドの生地紹介、実際の仕事のタメになる「トレンド活用術」は、
今後行われる越川さんのセミナーに参加して拝聴してください。
トレンドの解釈とトレンドを落とし込むアイデアなど満載な事例が紹介されます。
ヨーロッパの展示会ウォッチを続ける越川さんによる、膨大な情報が発信されるヨーロッパ展示会のどこをどう理解して、仕事に活用していくかの内容。
こちらも大変有意義なセミナーでした。
おわりに
いろんな場所に行き、いろんな人に合う。それが一番の勉強だったりする。
次の新しい価値観に移行しようとしている。それは別に危機感と捉えるものでもない。
他と同じような事をやっていると存在意義は薄れていく。
当店はキャッシュレス還元事業の対象店です。