ローマンシェードの特徴
ファブリックを昇降メカに取付けて上下に開閉するエレメントで、
カーテンとは一味異なったファブリックの風合いを楽しめます。
カーテンのように窓の左右にファブリックを寄せる必要がありません。
ローマンシェードにはさまざまなスタイルがあります。
シェードのデザインにより、
プレーン・シャープ・オーストリアン・ピーコック・ムース・バルーンなどに分けられます。
今回はエレガントな雰囲気をつくる、バルーンスタイルを施工事例を通じてご紹介します。
バルーンスタイルとは
シェードを上げていくとバルーン(風船)のように、裾(ボトム)が丸く変形しながらたたみ上がるスタイルです。
プレーンやシャープと違って、ヒダを取った柔らかさが特徴です。
ヒダ(トップ仕様)の取り方も・ボックスプリーツタイプ・ギャザータイプなどがあり、裾の仕様もフリル付を施したり楽しむことができます。
では、施工事例を通じてご紹介します。
先ずは、バルーンスタイルの中で、ヒダ(トップ仕様)がボックスプリーツタイプ
このタイプは、ヒダ率が1.2~1.4倍と生地の分量が少なく、裾(ボトム)の湾曲が浅くなるのが特徴です。
【ボックスプリーツタイプを子供室に提案】
シャンタン生地のラズベリー色を採用して、壁紙とのコーディネートを考えました。
裾の仕様は共フリルを付けています。フリルの幅も指定ができまして、今回は8cmにさせて頂きました。
別の下の事例も、ボックスプリーツタイプ
ヒダ率を1.2倍と少なく取っています。
最近はこのような、裾(ボトム)の湾曲が浅くイメージが好まれる傾向です。
【ボックスプリーツタイプをダイニングに提案】
裾の仕様はウェイト巻きロックで、すっきりした印象に仕上げています。
次は、ギャザータイプ
ヒダ(トップ仕様)をギャザーでたっぷりと2倍~3倍のヒダ率を取って仕上げます。
生地の分量が多く、裾(ボトム)の湾曲も深くなり、よりエレガントなイメージとなります。
【ギャザータイプを玄関ホールに提案】
ハリのあるタフタ生地に裏地を付けています。裾の仕様は共フリルを付けています。
次も、ギャザータイプ
ウェーブが出やすい刺繍レースを使用して、ヒダ(トップ仕様)をギャザーでたっぷりと取っています。
ボウウィンドウ(多角形出窓)に取り付けました。
使用したレースは絵羽柄といって、裾部分がスカラップ柄になっています。
その裾部分をそのまま見える(活かす)ように仕上げました。
このバルーンシェードは、単体で使用するほか、カーテンとのコーディネートも多く利用します。
エレガントでクラシックなスタイル向きで、出窓の装飾にも適していましす。
ご参考になさってください。