今年も新作・セミナーの時期がやってきた「第3弾」

定休日の木曜に、3週続けて新作発表会に参加してきました。

㈱ニチベイ商品発表会「ネオフェスタ2018」

6月21日(木)会場:吹上ホール

新商品としては、木製ブラインド「クレールグランツ」の新スラットFRの発表がメインで、会場入り口に展示がありました。

木製といっても耐水タイプの樹脂製で、スラットの形状が「く」の字になって遮蔽性を向上させたタイプ。
木製ブラインドで遮蔽や遮光を求める需要に向けての商品です。
重量があるので、昇降操作の(重さ)し易さ向上に、ギア比を変えて軽くなっていました。

他社では既にある「タッチ機能」も追加
操作コードを引くと自動的にブラインドが降りてくる、おススメの操作方法です。
大窓や連装窓には特におススメ。

他に、9月発売予定のプリーツスクリーン 間仕切り商品、
ホテル需要向けのコントラクト商品 「高遮光ロールスクリーン ソフイーガイドレールタイプ」のコーナーでは、説明をしっかり受けた。

とにかく遮光性にこだわるため、隙間を埋める「ブラシ状の毛」の長さや量を調節したとの事、お値段は高いがロールスクリーンでの高遮光性では、
一番信頼のおける商品。

展示会に、派手さや目立つ新商品は無かったが、コントラクト市場に実績と信頼のあるメーカーならではの、品質にこだわり、安定感のある会社の方向性を感じて帰ってきました。

画:ニチベイ商品発表会「クレールグランツ」の新スラットFR展示の模様

ニチベイ展示会

画:ニチベイ商品発表会 ノベルティー

ニチベイのノベルティー

アスワン㈱ セ・ラ・ヴィedition6 新作選定会

6月27日(木)会場:吹上ホール

新作選定会とあるように、自店に新作サンプル導入を促すための展示形式となっています。

内容は、
アスワン㈱のサブBOOKとして、生活者に支持される基軸で商品構成

今、売れている(売れるであろう)モダンやナチュラルテイスト、そして無地遮光にトレンドカラーを盛り込み
各年代の好みに合わせての商品構成と、こなれた価格帯で見ごたえがありました。

早速20点程のサンプルのオーダーをかけさせて頂きました。

画:アスワン㈱ セ・ラ・ヴィedition6 会場入り口

アスワン展示会

画:セ・ラ・ヴィedition6 新柄吊りサンプル

アスワン展示会

川島織物セルコン FELTA 新作・プレゼンテーション

7月5日(木)会場:吹上ホール

画:FELTA新作案内状
川島織物セルコン案内状

プレンテーションを目当てに参加してきました。

一時間ほどの内容は、最新のトレンドを踏まえてこのFELTAへのコンセプトの説明、こだわった生地表現を、新たに「生地見せ台」を使用しての披露と、
MD(開発者)さんによるFELTAの世界観を語って頂き、価値あるプレンテーションでした。

内容は、
物質から体感へ価値が変わる中、ファブリックに体感的価値を見出し、
コンセプトは、体感を作り出す「空気感 佇まい」「リラックス&リッチ」

それを具現化するファブリックを「生地見せ台」を使用して、光源を変えて披露して頂いた。
光源が変えることで、昼・夜の状態を作り、生地の見え方・印象の様子を実感しました。

画:「生地見せ台」を使用して、照明があたった夜の生地の見え方

展示会の生地見せ台

画:「生地見せ台」を使用して、外光が入った昼の生地の見え方

展示会の生地見せ台

画:「生地見せ台」を使用して、間接照明があたった夜の生地の見え方

展示会の生地見せ台

画:FELTA新作 吊りサンプル パノラマ撮影

川島織物セルコン展示会全景

画:FELTA新作 ブースサンプル

川島織物セルコンブースサンプル

生地の質感表現のこだわりに、魅力を感じる新作FELTA
でも、トレンドを追った色柄の表現はまったく無く、提案できる場面が限られる印象。
開口の大きい窓(マンション)や高級施設の窓とかでしょうか。

レースでは、分繊糸や極細糸の使用を無くした、D(デリケート)マークのつかないタイプで全部揃えたため、
装飾性がなく面白みのないレースばかりだった。

逆に言えることは、分繊糸や極細糸をつかったレースは、寿命が短くメーカーへのクレームが大変多かったと、営業さんが事情を教えてくださった。

当店では提案時に、その可能性を十分説明をしていて、過去に2件の作り直しがあったが、販売数の割にごく一部。

でも今一度
おしゃれ→透明感のある表現(分繊糸や極細糸使用)を優先すると、裂ける・破れるが、早く表面化する場合がある
と、しっかり説明する必要性を感じた。

スミノエ 2018新作発表会&U LIFE VOL9商品説明会

7月5日(木)会場スミノエ名古屋ショールーム

画:U LIFE VOL9案内状とノベルティー

スミノエ案内状

こちらの新作発表会も商品説明会をしっかり聞いてきました。

説明は、コンセプトから始まり、各生地の説明をMD(開発者)さん自らの1時間近い発表でした。

製作側からの、生地の糸・織など説明を毎回興味深く拝聴させて頂く
生地ができるまで発想や工程は、販売時においても必要と心得ているので、為になります。

新作のU LIFEのコンセプトは、エレガントとナチュラルテイストを併せ持つ、洗練された大人向けコレクションと
天然素材のこだわった質感のシリーズと、「キギ」デザインシリーズを加えたラインナップ

売れ筋テイストをしっかり押さえ、トレンド感を程よく取り入れる、バランスのある収録内容

新たに加わった「ECRU」「キギ」はたくさんは売れないと思うが、挑戦されたシリーズで、
オーダーカーテン市場へのメッセージ性を感じてしまう。

個人的に、今回の収録生地は評価できるモノがたくさんあった。

画:U LIFE VOL9説明会の前

スミノエ展示会

画:U LIFE VOL9生地を披露

スミノエ展示会

印象に残ったのは、
機屋(はたや)が集約されてきて、どこも同じような顔(生地の印象)になってきている現状。

違いを訴えていかないと、埋もれていく危機感から、製作を海外の機屋に移行せざる負えないらしい。
効率を考えたものつくりでは、ニトリにやられてしまう。と発表後の質疑応答時間に述べて頂いた。

あと、
写真を撮り忘れましたが、見本帳BOOKの取手は、このBOOK用にオリジナルで製作したとの事。
いっけんどうでもいい事にこだわる「センス」があり、ここに差異を感じてしまった。

当店の、どうでもいい事にこだわる「センス」は何かな?と自問自答して会場を後にしました。


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